LinuxがM1チップ搭載Macの標準デスクトップ環境として使用可能に

asahi linux

asahi linux
 
LinuxをAppleシリコン搭載Macで動作させることを目的としたAsahi Linuxが、M1チップ搭載Macの標準デスクトップ環境として使用可能となった、と伝えられています。

粗削りな部分はあるけれど普通に使用できる!

単にLinuxを動作させるだけでなく、日常的なOSとして使用できるように磨き上げることを目指すAsahi Linuxプロジェクト/コミュニティは、GPUアクセラレーションはまだ有効にできないものの、LinuxをM1チップ搭載Macの標準デスクトップ環境として問題なく使えるレベルに到達した、と発表しました。
 
「多くの粗削りな部分や欠けているドライバがあるものの、ここまでくれば、開発は半ば自動的に進む」と、進捗レポートに記されています。

SoCの世代を超えてハードウェアインターフェースの互換性を保持

「AppleはSoCの世代を超えてハードウェアインターフェースの互換性を保つことに重点を置いているユニークな会社です」と、Asahi LinuxはAppleの他社とのスタンスの違いを説明しています。なんと、M1チップのUARTハードウェアは初代iPhoneにまでさかのぼるとのことです。
 
それゆえ、M1チップだけでなく、将来のチップでもそのまま動作する可能性のあるドライバーを書くことができるため、「ARM64の世界では非常にエキサイティングな機会」と、興奮が表現されています。
 
【追記】2022年7月にはMac Studioに対応、M2についても対応が始まっています。そして2022年12月には、AppleシリコンGPUドライバが正式にリリースされました。

 
 
Source:Asahi Linux via 9to5Mac
(lexi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

特集

目次