全3種類のA15 Bionicのベンチマーク性能がAnTuTuに出そろう
Appleの新しいシステム・オン・チップ(SoC)であるA15 Bionicは、iPhone13シリーズと第6世代iPad miniに搭載されていますが、仕様の違いにより全部で3種類存在するといわれています。
それら全3種類のA15 BionicのAnTuTuベンチマーク上での性能が公開されました。
GPU性能はほぼ同等もiPad miniが少し高い?
これまでに出てきているGeekbenchの結果から、A15 Bionicは仕様の違いで以下の3種類存在するといわれています。
搭載製品 | CPUの動作周波数 | GPUコア数 |
---|---|---|
iPhone13/13 mini | 3.22GHz~3.23GHz | 4 |
iPhone13 Pro/Pro Max | 3.22GHz~3.23GHz | 5 |
第6世代iPad mini | 2.93GHz | 5 |
まず、AnTuTuベンチマークのGPU性能については、iPad miniが若干高く、iPhone13が若干低いようです。
5コアGPUのiPhone13 Proと4コアGPUのiPhone13で大きな差がついていないのはGeekbenchの結果とは異なっており、理由は定かではありません。これらの新製品はまだ予約受付を開始したばかりであり、まだベンチマークを実行した個体や回数が限られていることが原因である可能性は考えられます。
iPad miniの性能が若干高いのは、筐体が大きく熱設計に余裕があり、GPUが高い周波数で動作できる時間が長いためかもしれません。
CPU性能はiPad miniが低い
一方、CPU性能はやはり動作周波数が低いiPad miniが一段低くなっており、iPhone13 ProとiPhone13では若干iPhone13 Proが高いという結果になっています。
iPad miniのCPU性能はiPhone13 Proに比べて約8%低く、動作周波数の差である約9%とほぼ一致する性能差です。
これらのデータは現状入手可能なデータに基づいており、最終的な性能差の確認には来月AnTuTuが発表する平均スコアを待つ必要があります。
Source: AnTuTu via Sparrows News
(ハウザー)