Snapdragon Wear 5100は小規模なアップデートに留まる?

Qualcommはスマートウォッチ向けの次期システム・オン・チップ(SoC)としてSnapdragon Wear 5100を開発しているといわれています。そのスペックについての情報が出てきました。
今回の情報によると、Snapdragon Wear 5100は比較的小規模なアップデートに留まるようです。
Snapdragon Wear 4100/4100+と同じCPUコアを搭載?
WinFutureによると、Snapdragon Wear 5100には4コアのArm Cortex-A53が搭載されるとのことです。
これは現行のQualcomm製SoCであるSnapdragon Wear 4100/4100+と同じCPUコアです。以前はCortex-A73が搭載されるといわれていました。
動作周波数や製造プロセスについては不明ですが、性能面では前世代とそれほど変わらないのかもしれません。
Samsungが最近発表したスマートウォッチ向けSoCであるExynos W920にはCortex-A55が2コア搭載され、5nmプロセスで製造されます。
超低消費電力CPUやカメラインターフェースを搭載?
Snapdragon Wear 5100のほかの特長として、フィットネスデータやその他のタスクのために、超消費電力CPUが搭載されるという情報もあります。
これも、Snapdragon Wear 4100+にはAlways-On (AON) Co-Processorと呼ばれる低消費電力のCPUが搭載されていますし、Exynos W920にも低消費電力のCortex-M55が搭載されています。
また、Snapdragon Wear 5100はカメラインターフェースを備え、500万画素や1,600万画素のカメラでテストされているともいわれていますが、これもSnapdragon 4100/4100+でサポート済みの機能です。
今のところの情報では、Snapdragon Wear 5100は全体的に小規模なアップデートに留まり、Wear OS 3の普及に大きく貢献できるかは不透明といえそうです。
Source: WinFuture via 9to5Google
(ハウザー)