Snapdragon Wear 5100が開発中?~次世代スマートウォッチ向けSoC

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    今年はGoogleからWear OS 3のリリースが予定されていたり、Samsungが独自システム・オン・チップ(SoC)の新型であるExynos W920をリリースしたりと、スマートウォッチ業界には大きな変化が訪れそうです。
     
    そんななか、Qualcommの新型スマートウォッチ向けSoCの情報が出てきました。このチップはSnapdragon Wear 5100という名前のようです。

    Snapdragon Wear 4100の後継であるSnapdragon Wear 5100

    XDA Developersによると、Qualcomm製チップのオープンソース開発を行っているCode Aurora Forumに、ビルドIDが「LAW.UM.2.0-00700-SW5100.0」であるコードがアップロードされました。
     
    Code Aurora Forum上のSnapdragon Wear 5100に関する情報
     
    この「LAW」は「Linux Android Wear」を、そして「SW5100」は「Snapdragon Wear 5100」を表しており、Qualcommの新型スマートウォッチ向けSoCがSnapdragon Wear 5100という名前であることを示しているとのことです。
     
    このフォーラム上では、Snapdragon Wear 2100や4100向けのビルドに同じ「LAW」という頭文字がつけられています。

    Cortex-A73を搭載?

    Snapdragon Wear 5100はコードネーム「Monaco」と呼ばれており、「Bengal」と呼ばれるプラットフォームをベースにしています。
     
    「Bengal」はスマートフォン向けSoCであるSnapdragon 662と460のプラットフォームのことであり、これらはどちらもArm Cortex-A73を4コアとCortex-A53を4コア搭載するものです。
     
    Snapdragon Wear 5100はArm Cortex-A73を4コアのみ搭載するとみられますが、Snapdragon 4100のCortex-A53からはCPU性能がアップグレードされます。
     
    Snapdragon Wear 4100はWear OS 3が動作可能であると正式発表されており、後継であるSnapdragon Wear 5100も同様でしょう。
     
    Wear OS 3対応SoCに関しては、SamsungもExynos W920と呼ばれるチップを開発しているといわれています。

     
     
    Source: XDA Developers via 9to5Google
    (ハウザー)

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