iOS15公開当初、iCloud Private Relayはベータとして利用可能

iOS15の正式版公開当初には、Webブラウジング時のプライバシー保護を強化する新機能「iCloud Private Relay」がベータとして提供されることが分かりました。
iOS15公開当初、ベータ版として提供
Appleは、現地時間8月25日に提供を開始したiOS15のベータ7とパブリックベータ7のリリースノートで、iCloud Private Relayはユーザーからのフィードバックを収集し、Webサイトの互換性を改善するためのパブリックベータとして提供する、と説明しています。
ベータ7では、ベータ6まではなかった「iCloud Private Relay」のトグルボタン(横に「ベータ」の文字あり)が追加されています。
9月とみられるiOS15正式版の公開時点では「iCloud Private Relay」は利用できるものの、あくまでもベータとしての提供にとどまります。
なお、iOS15の正式版公開当初には利用できない機能には、このほかiCloud+でオリジナルのEメールドメインが利用できる機能や、FaceTime通話相手とコンテンツを共有できるSharePlay、MacとiPadをシームレスに操作できるユニバーサルコントロールなどがあります。
Web閲覧のプライバシーを強化するiCloud Private Relay
iCloud Private Relayは、SafariでのWebブラウジング中に、IPアドレスや位置情報、閲覧履歴などをもとにユーザーが追跡されるのを防ぎ、プライバシーを保護する機能です。
Appleは、同機能について以下のとおり説明しています。
iCloud Private Relay
iCloud Private Relayは、ほぼすべてのネットワークに接続し、よりしっかりプライバシーを守りながらSafariを見られるようにします。あなたのデバイスから発信されるトラフィックを確実に暗号化するので、誰も傍受したり、読み取ることはできません。
そして、あなたのリクエストはすべて、2つの異なるインターネットリレーを使って送信されます。つまり、Appleも含め、誰もあなたのIPアドレス、位置情報、閲覧履歴から詳細なプロフィールを作ることはできません。