Pixel 6に搭載のTensorチップはSamsung 5nmプロセスで製造?

GoogleのTensorチップの画像

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Googleから発売が正式に発表されたPixel 6には、Googleが独自開発したTensorと呼ばれるシステム・オン・チップ(SoC)が搭載されます。このTensorはSamsungの5nmプロセスで製造されるという情報が入ってきました。

Snapdragon 888と同じプロセスで製造されるTensor

Nikkei Asiaの報道によると、GoogleTensorはSamsungの5nmプロセスで製造されます。
 
このSamsungの5nmプロセスは、QualcommのフラッグシップSoCであるSnapdragon 888や、SamsungのフラッグシップSoCであるExynos 2100と同じプロセスです。
 
また、AppleのA14 BionicM1チップも、Samsungではなく、TSMCですが、同じ5nmプロセスで製造されています。

Pixel 5に対して高い性能とエネルギー効率が期待できる

半導体製品は一般に、プロセス世代が進むと動作周波数が高くなり、エネルギー効率も高くなります。
 
Pixel 6の前世代のPixel 5は7nmプロセスで製造されるSnapdragon 765Gを採用していましたので、5nmに進化したPixel 6には期待できそうです。
 
GoogleTensorの開発に4年を費やしたといわれています。まだ詳細な仕様はベールに包まれており、公開が待たれます。

 
 
Source: Nikkei Asia via 9to5Google
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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