MediaTek、Dimenstiy 2000でSnapdragon 898に対抗?

    MediaTekのDimensity 1000の画像

    MediaTekのDimensity 1000の画像
     
    台湾のスマートフォン向けシステム・オン・チップ(SoC)メーカーであるMediaTekは、これまで主にミドルレンジからローエンドスマートフォン向けのSoCを製造してきました。しかしながら、MediaTekはシェアがトップになるなど勢力を伸ばしており、ついにQualcommのフラッグシップSoCに対抗する製品を登場させるようです。

    4nmプロセスで製造されるDimensity 2000

    MediaTek2020年に続いて2021年のスマートフォン向けSoCのシェアが1位となる見込みであるなど、勢いのあるメーカーです。
     
    しかしながら、そのチップは主にミドルレンジからローエンドのスマートフォンをターゲットとしており、比較的高価な5G通信対応スマートフォン向けSoCではQualcommのほうが高いシェアを持っています。
     
    この状況を打破するため、MediaTekが最先端の4nmプロセスで製造されるDimensity 2000をリリースするとの情報が入ってきました。
     
    Dimensity 2000は2021年末にリリースされるとみられ、Qualcommの次期フラッグシップSoCであり同じ4nmプロセスで製造されるSnapdragon 898と同じ時期に登場するとみられています。

    600ドルを超えるスマートフォンに搭載されるDimensity 2000

    現在販売されているMediaTekのフラッグシップSoCであるDimensity 1200は、310ドル(約33,927円)~465ドル(約50,890円)くらいの価格のスマートフォンに搭載されています。
     
    これに対して、Dimensity 2000は600ドル(約65,648円)を超えるハイエンドスマートフォンに搭載されるとのことです。
     
    Dimensity 2000のスペックは明らかになっていませんが、3.09GHz駆動のArm Cortex-X2を搭載するなど性能が高いSnapdragon 898に対抗するからには、高いスペックが要求されることでしょう。

     
     
    Source: 快科技 via Gizchina
    (ハウザー)

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