Intelが第11世代Coreプロセッサ「Tiger Lake U」と5Gモデム発表

    Intel tiger lake u_1

    Intel tiger lake u_1
     
    Intelが、2021年5月31日〜6月30日まで開催されているバーチャル展示会「COMPUTEX TAIPEI 2021」で、第11世代Coreプロセッサ「Tiger Lake Uシリーズの上位モデルと、ラップトップ向け5GモデムIntel 5G Solution 5000を発表しました。

    Tiger Lake Uシリーズ

    Intelが、「Tiger Lake Uシリーズ」の最上位モデルとなる「Intel Core i7-1195G7」と、Core i5の上位モデル「Intel Core i5-1155G7」を発表しました。
     
    両製品の消費電力は12ワット〜28ワット、コア数は4コアでハイパースレッディングによる8スレッドに対応、メモリは最大64GBのDDR4-3200または32GBのLPDDR4X-4266をサポートします。
     
    内蔵グラフィックであるXe-LP Irisの実行ユニットは、「Core i7-1195G7」が96個、「Core i5-1155G7」が80個です。
     
    「Core i7-1195G7」のベースクロックは2.9GHzですが、「Intelターボブーストマックス 3.0テクノロジー」により、シングルコア動作時には5.0GHzまで向上します。
     
    Intelは、Core i7-1195G7とAMD「Ryzen 7 5800U」を比較した場合、ゲームにおいて46%〜178%増、動画編集では93%増のパフォーマンスを持つと案内しています。
     
    「Core i5-1155G7」はベースクロックが2.5GHzで、ターボブースト時の動作周波数は4.5GHzです。
     
    Intel tiger lake u_2
     
    これらの製品は主にウルトラブック向けと位置づけられ、年内に60機種以上に搭載される見通しです。

    Intel 5G Solution 5000

    Intelはまた、M.2対応5Gモデムである「Intel 5G Solution 5000」も発表しています。本製品は5Gサブ6GHz、4G LTE、3G(W-CDMA)に対応します。
     
    「Intel 5G Solution 5000」が対応するキャリアは、下記の通りです。
     

     
    本製品は5G通信において、ダウンロード速度は最大4.7Gbps、アップロード速度は最大1.2Gbpsを実現しています。
     
    Intel 5g modem
     
    Intelは「Intel 5G Solution 5000」をMediaTekおよびFibocomと共同開発、2022年までに30機種のラップトップに搭載される予定です。
     
     
    Source:Gizchina, AnandTech
    (FT729)

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