LinuxをM1チップ搭載Macで稼働させるクリエイター支援キャンペーンがスタート

m1 mac

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オープンソースのオペレーティングシステム(OS)LinuxをAppleシリコン第1号となる「M1」チップ搭載Macで稼働させることを目指すキャンペーンが、クリエイター支援サイトPatreonで開始されました。これまでPlayStation 4などのハードウェアでもLinuxの起動に成功してきた開発者のヘクター・マーティン氏がプロジェクトを率いています。

毎月42万円の支援達成でプロジェクトが始動

開発者ネームmarcanとして、Linuxをこれまで様々なハードウェアで動かしてきたマーティン氏が、LinuxのM1チップ搭載Mac上での稼働を目指すキャンペーンをPatreon上でスタートさせました。毎月の支援額が4,000ドル(約42万円)に達した時点でプロジェクトが始動となります。
 

相互運用性を目的とするリバースエンジニアリングは多くの国で合法

同氏のPatreonキャンペーンのよくある質問コーナーでは、最初にM1チップ搭載の新型Mac miniをターゲットとし、Linuxを動かすことを目指すと記されています。
 
質問の中には「これは合法ですか?」というものもありますが、マーティン氏いわくmacOSからコードをいっさい取得しておらず、基本的にMac上でLinuxを動かすといった相互運用性を目的とするリバースエンジニアリングを行う権利は多くの国々で守られているため、問題ないとのことです。
 
「LinuxがM1チップ搭載Mac上で動くということは、AppleシリコンMacが完全にオープンなプラットフォームになるということですか?」という質問には、「答えはノーだ。Appleが起動プロセスをコントロールしているし、ファームウェアはSecure Enclaveプロセッサ上で動作している」とマーティン氏は回答しています。しかしながら同氏は、「最近のデバイスで完全にオープンなものなど存在しない」とも付け加えています。
 
 
Source:Patreon via 9to5Mac
(lexi)

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