Apple、直営店営業再開の判断基準を説明。米では18日以降25店舗が営業再開
Appleは現地時間5月17日、小売・人事担当上級副社長のディアドラ・オブライエン氏による「お客様へ」と題したレターをWebサイトに掲載し、Apple Storeの営業再開方針について説明しています。
十分な感染防止策を講じた上での営業再開
2019年2月にAppleの小売・人事の総責任者に就任したディアドラ・オブライエン氏は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大防止策として、最初に中華圏、後に全世界においてApple Storeの営業を休止した際は、ソーシャルディスタンス確保を重視して迅速な決断を下した、と述べています。
現地時間5月17日の時点で、全世界に510店舗あるApple Storeのうち、99店舗が営業を再開していますが、営業再開に際しては、地域の状況、短期および長期の動向、各国・地域の保健行政機関の指針を踏まえて決定しており、お客様の安全を確保することを重視し、営業再開を急ぐ方針ではない、と強調しています。
営業再開したApple Storeでは、ソーシャルディスタンスを確保するために入店人数を制限し、Genius Barを含む接客形態を見直している、と理解を求めています。
また、従業員のマスク着用義務付け、顧客がマスクを持っていない場合は入店時に渡して着用を依頼していることや、入店時の検温、咳や発熱症状やCOVID-19感染者との接触に関する質問といった感染防止策についても説明しています。
オブライエン氏は、今回の事態を機に、世界中の人々が他者の健康に想いを寄せたことについて触れ、Appleは今後も顧客と従業員、関係者全員の健康と安全を大切にしていく、とレターを締めくくっています。
5月18日から米国内の25店舗が営業再開
Appleは米メディア9to5Macに対して、アメリカ国内の7つの州にある25店舗で、5月18日以降、営業を再開すると伝えています。
アメリカ国内のApple Storeは、5月11日から4州の6店舗で営業を再開しています。
Appleは、営業再開したApple Storeで提供されるサービスについて、各店舗のWebページまたは電話、チャットで確認することを推奨しています。
Source:Apple, 9to5Mac (1), (2)
(hato)