噂のApple Car、対面座席でエアバッグも独自開発か

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Appleが開発していると噂の自動運転車Apple Carについて、乗員同士が向かい合って座ることを前提としたエアバッグの搭載を計画していることが、新たな特許から判明しました。これはAppleが依然として、車の開発を放棄していないことも示しています。

難航するProject Titan

Appleの自動運転車開発プロジェクトである「Project Titan」は、開発担当者の相次ぐ辞職Apple幹部の苛立ちなどが明らかにされ、一時は車を製造する計画が頓挫したのではないかとも噂されていました。当初は2019年〜2020年の登場になると予測されていたApple Carは、2020年5月になっても具体的なリークが何も登場していません。実際に製品が発表されるのは、何年も先だと考えられています。
 
しかし、定期的にアメリカ国内でテスト走行車が目撃されていることを思うと、少なくともAppleがプロジェクトを放棄したということはなさそうです。新たに同社が取得した特許では、運転手以外の乗員同士が向かい合って座ることが想定されているようです。

エアバッグも“Appleらしい”独自開発

新たに明らかとなった特許からは、緊急時のエアバッグの開発が進められていることも分かっています。もちろん、エアバッグのデザインも既存製品とは一線を画すのが“Apple流”です。
 
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「乗員安全システム(Occupant Safety Systems)」と名付けられたこの特許は、衝突を検知すると、乗員の顔前に、伸縮可能な横の取っ手からクッションが登場する仕組みが採用されています。これによって、向かい合って座る乗員同士が衝突するのを防ぐというわけです。また窓にぶつかるのを防ぐべく、衝突時には窓にもバリアーが展開される仕掛けが考案されています。
 
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それだけではありません。この他にAppleは、シートベルトへのエアバッグ埋め込みや、衝撃時には座席同士の距離が離れる仕組みも考案しており、いずれも実現すれば車のあり方に大きな革命を起こすのは間違いないでしょう。
 
 
Source:USPTO via iPhone Hacks
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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