Bloombergの名物記者、Appleが今年発表する新製品予想について質疑応答
Bloombergの記者で、これまでに何度もAppleのリーク情報を報じてきたマーク・ガーマン氏が、Appleが今年発表すると思われる製品群について、同氏が現在持っている情報をもとに質疑応答を行いました。
一番関心が高かったのはiPhone12
質疑応答はPeriscope(Twitterが開発したライブ配信アプリ)において30分間行われました。特に多くの視聴者から寄せられたのが、今秋の発表が見込まれる「iPhone12」についての質問です。
iPhone12は4モデル構成(5.4インチ、6.7インチ、6.1インチが2モデル)で、6.1インチの1モデルと6.7インチはハイエンドiPhone、もう1つの6.1インチモデルと5.4インチはローエンドの位置づけになる(6.1インチはiPhone11の後継機種)と予想されています。
ガーマン氏はiPhone12のハイエンド2モデルは、最新iPad Proと同じく、LiDARスキャナを搭載すると見ています。またリフレッシュレート120Hzディスプレイについては、ハイエンドモデルだけではなく、ローエンド2モデルにも採用される可能性があると考えているようです。
iPhone12のデザインについてガーマン氏は、今年のiPad Proのようなフラットなデザインになるとの予想を繰り返しました。ノッチが小さくなるという予想も強調し、Appleはこれを実現するために、環境光センサーと近接センサーをノッチ内でひとつにまとめ、スピーカーはノッチから移動させベゼル内へ埋め込むだろうと語っています。
小型版HomePod、新型Apple TV、睡眠追跡機能付きApple Watchなど
その他のガーマン氏の回答は以下の通りです。
- Appleは今年、iMacを大幅にアップデートする予定で、デザインも変わる可能性がある。23インチiMacが登場するという噂の信憑性は高い。
- 近く発表される14インチMacBook Proは、スクリーンサイズが大きくなり、シザースイッチキーボードを搭載するなど、16インチMacBook Proにおけるデザイン変更を反映する見通し。
- ARM搭載Mac関連情報には要注目。
- 売上が振るわないため、Apple社内にはHomePod救済を目的としたチームが存在する。噂どおり、現行モデルよりも小型で安価、Siriの性能が向上したHomePodが年内に登場する。
- 新型Apple TVが今年発売となるが、8Kには対応しない。
- 新型16インチMacBook Proが登場するのは10月〜11月頃。
- Appleは現在もAirPowerの開発に取り組んでいる。
- 睡眠追跡機能を搭載したApple Watch Series 6が今年後半に発売される。
- AirTagsは今年後半にプレミアム製品として売り込まれる。レザーケース入りとなるかも知れない。
- モジュラー式のハイエンドなオーバーイヤーヘッドホンは、今年秋に発売見込み。
- Appleの自動車開発部門は現在も自動運転技術開発に取り組んでいる。
- 画面埋込み型指紋認証技術は、今年のiPhoneには搭載されない。
- iOS向けXcode登場、という情報は正しくない(同情報の発信源はジョン・プロッサー氏)。
なおプロッサー氏もTwitterで、新型iMacやMacBook Proの発表時期などの質問に回答しています。
Source:Periscope via MacRumors
Photo:Svetapple.sk
(lunatic)