macOS Catalinaの「メール」アプリに不具合、メッセージが消失
先日公開されたmacOS Catalinaにアップグレードすると、Macの純正「メール」アプリでメッセージが消失する不具合が確認されています。
ヘッダ情報を残してメッセージが消える
先日公開されたmacOS Catalinaにアップグレードすると、Macの純正「メール」アプリで、メッセージが消失する不具合が発生している、と「メール」アプリ用プラグイン開発者のマイケル・ツァイ氏は、ブログで注意を呼びかけています。
ツァイ氏によると、問題が発生するのはmacOS MojaveからmacOS CatalinaにアップグレードしたMacの「メール」アプリで、メールボックス間でメッセージを移動すると、メッセージのヘッダ情報だけが残り、本文は消えてしまうそうです。
この不具合は、影響を受けたメッセージやメールボックスを見るまでユーザーが気付かないだけに深刻だ、とツァイ氏は指摘しています。
バックアップデータからの復元は可能
ツァイ氏は、AppleのサポートがmacOS Catalinaで消失したデータをTime Machineバックアップから復元するのは不可能だとユーザーに伝えているが、それは間違っている、と指摘しています。
同氏によると、「メール」アプリの「ファイル」>「メールボックスを読み込む」を選択することで、メッセージを復元することができるそうです。
macOS Catalina 10.15.1ベータでも解決したかは不明
Appleは、macOS Catalina 10.15.1のベータを開発者に提供していますが、このバージョンで「メール」アプリのデータ消失問題が解決しているかは不明です。
「メール」を使用していて、まだmacOS Catalinaにアップグレードしていない方は、もう少し待つのが安全そうです。
Source:マイケル・ツァイ氏のブログ via MacRumors
(hato)