Mac Proの部品などが対中追加関税の対象から除外へ~Appleの要求受け

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米政府は中国からの一部輸入品に追加関税を課していますが、Apple製品も対象に含まれています。このうちMac Proの部品などについて、Appleが米国通商代表部(USTR)から猶予を受けたことが分かりました。

Mac Proの基板などが対象から除外

Reutersによると、米国で25%に引き上げられた対中関税を受け、Appleは15の項目を対象から除外するようUSTRに要求していましたが、このうち10の項目について認可が下りたそうです。
 
追加関税の免除を受けた項目には、Mac Pro向け基板のほか、Magic MouseやMagic Trackpadなどが含まれます。これらを例外として申請した理由について、Appleは明らかにしていません。
 
新Mac Proについては、中国で製造するとの報道を受け「Appleに優遇措置は行わない」と米トランプ大統領がTwitterで発言(現在は削除済)、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が「今後も米国で製造していきたい」と釈明する事態に追い込まれました。
 
なお、現在25%の関税は10月15日より30%に引き上げられる見通しです。

iPhoneの関税はどうなる?

追加関税の対象にはiPhoneも含まれており、12月15日から10%が課される予定です。
 
Appleは製品を値上げせず、追加関税に相当する額を自分たちで負担すると考えられていますが、米中貿易摩擦が悪化し、関税率が更に上がった場合は、価格への転嫁が避けられないだろうと言われています。
 
 
Source:Reuters
(kihachi)

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丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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