米Apple、一部ユーザーに「Apple Card」を案内、8月中には全米展開
米Appleは現地時間8月6日、Goldman Sachsと提携して発行するクレジットカード「Apple Card」の案内を一部のユーザーに発送しました。
8月中には全米でサービス開始
Apple Cardは、3月のイベントで発表されたクレジットカードサービスで、ユーザーのプライバシーを重視したサービスが特徴です。7月末の業績発表で8月のサービス開始が予告され、最近は設定ガイドページやユーザー向けの取引約諾書が公開されていました。
The VergeやTechCrunchなどによると、Appleは一部ユーザーに対して、Apple Cardの案内を送付しており、8月中にはアメリカの全ユーザーが利用可能になるとのことです。
AppleのWebサイトには、Apple Cardが申し込み可能になったら通知を受け取れるよう、Apple IDに使っているメールアドレスの入力欄も設置されています。
Walletアプリから簡単に申し込み
Apple Cardの申し込みは、iOS12.4以降がインストールされたiOS端末のWalletアプリで行います。
個人間送金サービス「Apple Pay Cash」を使っていれば、入力するのは氏名、生年月日、メールアドレス、電話番号だけで、短時間で審査が完了します。
Appleは、Apple Payが利用できない店舗での決済用に、チタン製のApple Cardも用意しています。
チタン製Apple Cardを手にした感想についてThe Vergeは「一般的な金属製カードよりも分厚く、やや重く感じられる」と語っています。
日本でも「Apple Card」の商標出願
Apple Cardは、アメリカで最初にサービスが開始されており、その他の国でのサービス開始時期は明らかにされていません。
カナダや欧州連合(EU)、中国などで「Apple Card」の商標登録が行われていることから、いずれアメリカ以外の国々にも展開すると考えられます。
最近、日本でも「Apple Card」の商標登録が出願されたことが分かっています。
Source:The Verge, TechCrunch, 9to5Mac
Photo:Apple
(hato)