Apple、日本でも「Apple Card」の商標登録出願
Appleが8月に開始するApple Cardは当面アメリカのみでのサービスとされています。しかし欧州連合(EU)や中国、カナダなどで商標登録手続きが行われていることがすでに報じられ、将来的に世界各国でサービスが提供されると期待されています。そんな中、日本の特許庁にもAppleは「Apple Card」の商標登録出願を行っていることが判明しました。
サービス開始の準備?
Appleが特許庁に「Apple Card」の商標登録出願していることが同庁の開示データから明らかになり、日本でもApple Cardサービス開始が視野に入ったか?との期待が広がっています。確かにApple Cardを日本に導入する場合、その商標を登録することは必須条件となります。登録出願があったことで、Appleが日本へのApple Card導入を検討している可能性は出てきました。
[商願2019-97227]
商標:[画像] (標準文字) /
出願人:アップル インコーポレイテッド /
出願日:2019年7月16日 /
区分:9(コンピュータほか),35(事業の運営及び管理ほか),36(金融に関するサービスほか),39(旅行及び観光に関する情報の提供ほか… pic.twitter.com/MCq4gLWG2F— 商標速報bot (@trademark_bot) August 4, 2019
しかし他社が「Apple Card」の商標を使ってしまうことを防ぐため、サービス開始のメドが立っていなくても事前に商標登録を済ませることも一般的に行われます。例えばApple Pay Cashも2017年に特許庁へと商標登録出願されたのですが、このサービスが日本で始まりそうな気配はありません。今回のApple Cardの商標登録出願もこのケースになる可能性はあります。
とはいえ、Appleとカード事業を共同で実施するGoldman Sachsがコンシューマー事業(ネット型消費者金融事業「マーカス」を含む)を日本でも展開していくとの報道もあります。もしコンシューマー事業の日本展開が実現すれば、その延長線上にはApple Cardの日本でのサービス開始が見えてきそうです。
Source:特許情報プラットフォーム
(KAZ)