Apple、買収と噂の自動運転装置開発企業Drive.aiから複数技術者を獲得

Drive.ai

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Appleが、自動運転用装置開発のスタートアップ企業、米Drive.aiから少なくとも5人の技術者を引き抜いたことが分かりました。Drive.aiは先日、Appleによる買収が報じられたばかりです。

少なくとも5人がDrive.aiからAppleに転職

Appleが、買収を計画していると報じられたDrive.aiから少なくとも5人の技術者を雇い入れており、その中にはも含まれる、と米カリフォルニア州の地元紙San Francisco Chronicleが報じています。
 
Drive.aiの共同創業者サメープ・タンドン氏は最近、LinkedInのプロフィールを更新し、Drive.aiを退職したことを明らかにしています。
 
このほか、Drive.aiに勤務していた4人の技術者が、Appleで「スペシャルプロジェクト」に従事している、とLinkedInのプロフィールに記載しています。
 
この「スペシャルプロジェクト」という所属名は、今年3月にAppleに移ったことが分かった、Teslaでパワートレーン担当副社長だったマイケル・シュウェカッシュ氏がLinkedinに記していたのと同じです。

6月28日までにオフィス閉鎖、役員も退職と州政府に報告

Drive.aiの顧問弁護士はカリフォルニア州雇用開発部に提出した報告書で、同社が6月28日までにカリフォルニア州マウンテンビュー市のオフィスを閉鎖し、最高経営責任者(CEO)を含む複数の役員が退職する、と述べています。
 
ただし報告書には、「計画は、外的要因による状況の変化により変更される可能性もある」と、Appleによる買収の可能性を示唆するとも取れるただし書きも添えられています。

一時は企業価値が220億円を超え、Lyftなどとの提携話も

Drive.aiは、一般の自動車を自動運転車にする後付け装置を開発して注目を集めました。
 
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2年前の時点で、企業価値は約2億ドル(約220億円)と見積もられ、配車サービスのLyftなどとの提携話も伝えられていました。
 
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同社は、米テキサス州アーリントン市と契約し、自動運転車で固定ルートを巡回する住民向けの乗り合いシャトルバスサービスを提供していましたが、5月31日でその契約期間が終了しています。

Appleは自動運転車開発の規模を縮小?

Appleは、Macのハードウェア担当役員をつとめた後Teslaに約5年間勤務し、2018年にAppleに戻ったダグ・フィールド氏を中心に「Project Titan」と呼ばれる自動運転車開発プロジェクトを進めているとみられ、公道での試験走行も行なっています
 
しかし、Appleは今年初めに、「Project Titan」の従業員約200人を一時解雇しており、プロジェクトの規模を縮小したのではないか、と噂されています。
 
 
Source:San Francisco Chronicle via 9to5Mac
(hato)

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