ガラケーからスマホにするなら「格安SIM」がキャリアを上回る、MMD研究所調査
MMD研究所は、フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)からスマートフォンへの乗り換えを検討しているユーザーの意識に関する調査結果を公表しました。
ガラケーからスマホへの乗り換え意向ごとに調査
MMD研究所が結果を公開した「2019年5月FPユーザーのスマートフォン乗り換え検討調査」は、40歳~79歳の男女16,248人を対象とした予備調査の回答者のうち、フィーチャーフォン利用者でスマートフォンへの移行を「検討している」500名と、「検討していない」500名を対象に、インターネットで実施されています。
調査期間は2019年5月9日~5月13日です。
スマホにしてよかったこと「LINE」「インターネット」「地図」
予備調査の回答者(16,248人)のうち、すでにフィーチャーフォンからスマートフォンに乗り換えた2,831人に、「スマートフォンに乗り換えて良かったこと」を聞いた結果が以下のグラフです。
トップは「LINEなどのコミュニケーションツールが簡単に楽しめる」で52.7%、以下「気軽にインターネットを楽しめる」52.5%、「地図・ナビゲーションを利用できる」46.2%などが続いています。
「スマホに乗り換えるなら格安SIM」は36.8%
フィーチャーフォンからスマートフォンへの乗り換えを検討している回答者(500人)に、3大キャリアと格安SIMの特徴を提示した上で、スマートフォンに乗り換えた際に利用したい通信会社を尋ねたところ、「格安SIMでスマートフォンに乗り換えたい」が36.8%で、「3キャリアでスマートフォンに乗り換えたい」の16.6%を上回りました。
菅官房長官の「4割値下げ」発言の認知度は83.3%
調査では、スマートフォンへの移行検討者(500人)と未検討者(500人)に、携帯電話に関する最近の情報について、どの程度知っているかを尋ねています。
「聞いたことがあり、内容を知っている」と「聞いたことはあるが内容はあまり知らない」を合算した「聞いたことがある」割合のトップは、菅官房長官の「携帯電話料金は4割下げられる」発言で83.3%でした。
以下、「分離プランの義務化」が66.5%、「『第4のキャリア』に楽天が参入」が63.6%と続いています。
一方、「+メッセージ」は13.9%で、調査対象の項目中、最低となりました。
「打倒LINE」をキーワードとして2018年4月にサービスが開始された「+メッセージ」ですが、あまり普及は進んでおらず、各キャリアが契約変更手続きなどに使える公式アカウントを設置するなど、普及につとめています。
Source:MMD研究所
(hato)