新型Mac Proや高性能モニタ、6月にmacOS 10.15と同時発表か
6月のWWDC 19では、iPad向けアプリがMacでも利用可能となるmacOS 10.15、また次期Mac ProやAppleブランドの高性能モニタも発表される、とBloombergが報じています。
2019年にはiPad向けアプリがMacで利用可能に
Appleは、現地時間6月3日から開催する世界開発者会議(WWDC 19)で、Mac向けの次期OS、macOS 10.15を発表するとみられます。
macOS 10.15の目玉となりそうなのが、iOS用アプリがmacOSでも動作可能になる「Marzipan(マジパン)」プロジェクトによるアプリです。
Bloombergは、2019年には、iPad向けのアプリがMacでも動作可能となり、2020年にはiPhone向けアプリもMacで動作可能になると予測しています。
iOS向けアプリがmacOSでも利用可能となることで、開発者の負担が軽くなり、魅力的なアプリがiOSとmacOSの両方で使えるようになることが期待されます。
複数のmacOS標準アプリが刷新か
Bloombergは、macOS 10.15には他にも以下の新機能が追加される、と予測しています。ただし、一部の機能は2020年のバージョンに持ち越される可能性がある、とのことです。
- 「iPhoneを探す」と「友達を探す」を統合したアプリのような、いくつかのiPad向け標準アプリが、Macでも利用可能に
- Podcastや、ミュージックアプリを独立したアプリとして提供
- スクリーンタイム、Siriショートカット、iMessageで提供されているエフェクトやステッカー機能の追加
- 標準アプリ「リマインダー」、「ブック」の刷新
次期Mac Pro、高精細ディスプレイも発表か
WWDCは例年ソフトウェア関連の発表が中心ですが、Appleは新型Mac Proと、「J290」のコードネームを持つディスプレイを発表する計画がある、とのことです。
新型のディスプレイは、色の表現能力に優れたハイダイナミックレンジが特徴となる、と伝えられています。
Appleは2017年4月、本社にごく少数のジャーナリストを招き、次期Mac Proではデザインを刷新し、CPUやGPUのアップグレードが容易なモジュラー設計を導入する計画を明らかにしており、Appleブランドのプロ向けディスプレイの発売も予告されています。
Source:Bloomberg
(hato)