Apple Payは全世界3億8,300万台のiPhoneで利用されている


     
    Apple Payは、全iPhoneユーザーの43%が使用しており、Apple Payが利用されているiPhoneの数は全世界で3億8,300万台にのぼる、とLoup Venturesが見積もっています。

    Apple Payは9億台のiPhoneのうち43%のデバイスで利用されている

    Loup Venturesのジーン・ムンスター氏とウィル・トンプソン氏によれば、Apple PayはすでにiPhoneユーザーという基盤があるため、より普及しやすいとのことです。
     
    Loup Venturesのデータによると、2017年12月四半期にiPhoneユーザーのうちApple Payを利用していたのは20%にとどまりましたが、昨年9月四半期には36%にまで上がり、昨年12月四半期には全ユーザーの43%にまで達しました。
     
    現在全世界でアクティブに使用されているiPhoneの数は9億台に到達したといわれていますが、そのうち3億8,300万台でApple Payが利用されている計算になります。対前期比で21%、対前年同期比で123%の成長となっています。

    Apple Pay Cashが伸びに貢献か

    Loup Venturesのアナリストたちは、2018年1月のApple Payの個人間送金機能Apple Pay Cashの導入がApple Payの拡大の後押しとなったと見ています。
     
    Apple Payは、アメリカでは意外とユーザー数が伸びておらず、iPhoneのアクティブユーザー数の21%が国内にいるにも関わらずApple Payのユーザー数は全世界で12%を占めるにとどまっています。イギリスや日本、中国、ロシアなど、公共交通機関でApple Payが利用できる国々ではサービスがより普及しているようです。
     
    アメリカ国内のiPhoneユーザーのうち、Apple Payを利用しているのは24%のみですが、その他の国々では47%となっています。

    今後ヘルスケアにつながっていくか

    Apple Payが普及することにより、Appleにとって大きな収益の上昇につながるわけではないといわれていますが、センシティブなデータを取り扱うための基礎が敷かれることに貢献するとされており、今後ヘルスケア事業などにつながっていくとLoup Venturesのアナリストたちは見ています。
     
    Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)も、ヘルスケア事業が今後Appleにとって非常に大きなものとなることを示唆しており、すでにアメリカの退役軍人向けにiPhoneを使った健康管理サービスの提供も開始しています。
     
     
    Source:AppleInsider
    (lexi)

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