「Appleはバンドル・サービスを始めれば1兆ドル企業になれる」モルガン・スタンレー
米ニューヨークに拠点を置く世界的な金融機関グループ、モルガン・スタンレーのアナリストは、Appleが音楽・雑誌などのメディア関連サービスやストレージサービスをまとめたバンドル・サービスを開始すれば再び1兆ドル企業となれる、との見解を示しました。
バンドル・サービスとはどのようなものか
昨年9月末に金融グループGoldman Sachsが発表した資料によれば、Appleのバンドル・サービス(仮称:Apple Prime)は、月額30ドル(約3,295円)で、Apple Music、200GBのiCloudストレージ、AppleCare、Apple Videoがまとめて利用できるようになるとのことです。
Appleは昨年3月に雑誌読み放題サービスTextureを買収しており、バンドル・サービスの構築に向けてすでに動き始めているとみられています。
バンドル・サービスは安定した収入源となるか?
モルガン・スタンレーのアナリストいわく、バンドル・サービスは2025年までAppleのサービス事業の収益の2%を担い続けるとのことで、2月1日時点で1株あたり166ドル、株式時価総額7,850億ドルだったAppleが、再び1兆ドル企業になれる可能性が示唆されています。
Appleは先月末に2019年第1四半期(2018年10-12月)の業績を発表し、iPhoneの売上高が15%減となったことが明らかになりました。特に中国市場での売上不振が目立ったといわれていますが、デバイスの販売価格を値下げすることで売上が大幅に上昇していると報じられています。
Source:CNBC via 9to5Mac
(lexi)