Appleが業績発表、10−12月期のiPhone売上高は15%減

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Appleは現地時間1月29日、同社2019年度第1四半期(2018年10−12月)の業績を発表、主力のiPhoneの売上高が前年同期比で15%落ち込んだことを明らかにしました。

iPhone以外は売上高増に

Appleの2018年10−12月の売上高は843億ドル(約9.2兆円)で前年同期比5%減となりました。大きく響いたのがiPhoneの不振であり、前年同期の611億ドル(約6.7兆円)から520億ドル(約5.7兆円)へと15%も減少しています。
 
しかしMacの売上高は2018年第1四半期(2017年10−12月)の68億ドル(約7,440億円)から9%増の74億ドル(約8,100億円)、iPadの売上高は同58億ドル(約6,350億円)から17%増の67億ドル(約7,330億円)、Apple Watchを含むウェアラブル、ホームおよびアクセサリーの売上高は55億ドル(約6,000億円)から33%増の73億ドル(約8,000億円)と、いずれもプラスとなっています。
 
またサービスの売上高も対前年同期比19%増の109億ドル(1.2兆円)と、Appleによれば過去最高の数字を達成。iPhone以外のハードウェアおよびサービスの売上高は前年同期と比べ19%増と好調でした。

中国市場の売上高は大幅減少へ

地域別では中国市場の冷え込みが目立ちました。同市場における売上高は、2017年10−12月の180億ドル(約2兆円)から132億ドル(約1.4兆円)へと大幅減となっています。また欧州での売上高も211億ドル(約2.3兆円)から204億ドル(約2.2兆円)へ、日本での売上高も72億ドル(約7,880億円)から69億ドル(約7,550億円)へと減少しました。
 
ただし北米での売上高は352億ドル(約3.9兆円)から369億ドル(約4兆円)へと増加。また中国と日本を除くアジア市場での売上高も、68.5億ドル(約7,500億円)から69.3億ドル(約7,580億円)と微増しています。
 
Appleは2019年第2四半期(1−3月)の売上高については、550億〜590億ドル(約6兆〜6.5兆円)と予想しています。

 
 
Source:Apple
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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