iPhone XR後継モデルは「4×4 MIMO」に対応、LTE通信が高速化か

iPhone XRの後継モデルは、「4×4 MIMO」に対応し、iPhone XS/XS Maxと同等の高速なLTE通信が利用可能になるとの予測をBarclays証券が発表しました。
iPhone XR後継モデルも「4×4 MIMO」か
iPhone XRの後継モデルには「4×4 MIMO」が搭載される、とのBarclays証券による調査レポートの内容を、米メディアMacRumorsが伝えています。
iPhone XRの後継モデルについては先日、液晶ディスプレイを搭載し、リアカメラがデュアルカメラに変更される、と米紙The Wall Street Journalが報じています。
iPhone XS/XS Maxは「4×4 MIMO」対応済み
「4×4 MIMO」(フォーバイフォー・マイモ)は、Multiple-Input Multiple-Outputの略で、最大4本のアンテナを使って通信することで、データ通信を高速化する技術です。
2018年のiPhoneのうち、iPhone XS/XS Maxは「4×4 MIMO」に対応し、LTEでの最大通信速度がiPhone Xと比べて大幅に高速化しています。
一方のiPhone XRは、iPhone Xと同じ「2×2 MIMO」にとどまっています。
国内大手キャリア、「4×4 MIMO」の高速LTE通信を提供
国内大手携帯キャリアは、「4×4 MIMO」のほか、複数の周波数帯を束ねて使う「キャリアアグリゲーション」などの技術を併用することで高速なLTE通信を実現しています。
NTTドコモは、「PREMIUM 4G」のサービスで利用可能な通信速度を、iPhone XS/XS Maxは最大844Mbps、iPhone XRは最大794Mbps(いずれも理論値)と発表しています。
KDDI(au)は、iPhone XS/XS Maxで下り速度が最大818.5Mbps(理論値)の高速通信を提供しています。
ただし、回線の混雑状況や基地局との距離など、様々な条件によって通信速度は大きく変化します。