Apple元CEOのスカリー氏「Appleはヘルスケア業界を揺るがす」


     
    Appleの元最高経営責任者(CEO)のジョン・スカリー氏は、現CEOのティム・クック氏はヘルスケア業界を揺るがすことになる、との意見を米テレビ番組で述べました。

    Appleはヘルスケア企業になっていくのか?

    クックCEOは、「間違いなく何かを起こそうとしている」、と米ニュース専門放送局CNBCでスカリー氏は語りました。
     
    先日の同放送局のインタビューで、クックCEOは今年新たなヘルスケア関連のサービスを開始する計画があることを明らかにしましたが、今回のスカリー氏の予見は、クックCEOの「Appleが人類にとってどのような役割を果たしたかを遠い未来から見たとき、ヘルスケアこそがその答えになる」との意味深な発言と結び付けられているようです。
     
    スカリー氏によれば、AppleはiPhoneでモバイル業界に激震を与えたように、今後ヘルスケア業界を揺るがすというのです。
     
    予防的ケアにおいて、患者がウェアラブルデバイスを用いて自己診断を行うなど、消費者が健康管理においてより大きな役割を果たすようになる、とスカリー氏は述べました。

    Apple Watchの心電図機能はその始まりか

    Apple Watch Series 4には心電図(ECG)機能が備え付けられており、すでに命を救われたという人も出てきています。
     
    Appleがスタンフォード大学医学部と共同で取り組んでいる不整脈の研究「Apple Heart Study」は、史上最大の41万9,093人の実験参加者数に達するなど、ヘルスケア業界ですでに新記録を打ち立てています。
     
    昨年末には、Appleに最大50人の医師が在籍している可能性が報じられるなど、ヘルスケア事業をさらに広げていく兆候が確認されています。
     
     
    Source:AppleInsider
    (lexi)

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