Apple Musicの有料会員数、5,600万人に達するも伸びは鈍化?
Apple Musicの有料会員数が5,600万人に達したとFinancial Timesが報じています。以前と比べると、会員数の伸びるペースは鈍っているようです。
Apple Music有料会員数、伸びは鈍化?
Apple Musicの有料会員数5,600万人は、2018年5月の5,000万人突破から、約半年で600万人伸びたことになります。
2018年夏、アメリカでは有料会員数がSpotifyを超え、世界全体の有料会員数の増加ペースは毎月400万人と伝えられていました。
その当時と比べると、Apple Musicの有料会員数は伸びがやや鈍化しているようです。
先行する最大手、Spotifyの有料会員数は8,700万人
Financial Timesによると、最大手のSpotifyはすでに8,700万人の有料会員を獲得しており、最近6カ月間で有料会員数を1,200万人も伸ばしています。
同メディアの取材に応じたレコード業界の幹部によると、Spotifyの会員は、Apple Musicに比べて年齢層が若く、サービスの利用頻度も高い傾向にあるそうです。
Appleの重要事業となったサービス部門
Appleが現地時間11月1日に発表した2018会計年度第4四半期(2018年7月〜9月)の業績によると、Apple Musicなどを含むサービス部門の売上高は前年同期比17%と、順調に伸びています。
iPhoneの普及が世界的にひと段落したことから、Appleは今後、サービス部門を収益の柱に育てる計画だろうと予測されています。
Appleはすでに独自の映像コンテンツ制作に取り組んでおり、Apple Music有料会員向けに豪華セレブが続々登場する「カープール・カラオケ」を配信しているほか、テレビ業界で経験の豊富な人材を獲得し、独自番組の配信サービスに参入すると噂されています。
Amazon Echoでも利用可能になるApple Music
米Amazonは、同社のAIアシスタントAlexaが現地時間12月17日からApple Musicに対応し、Amazon Echoシリーズでも利用できるようになると発表していますが、日本で同時期にAlexaがApple Musicに対応するかは不明です。
日本では最近、人気バンドOfficial髭男dismが出演するApple MusicのCM「Apple Music ー 5,000万曲の世界へ」が公開されています。
Source:Financial Times via Cult of Mac
(hato)