Appleが四半期業績発表、iPhone販売数は横ばいも売上高は29%増加

    Apple iPhone iPhone XS iPhone XS Max iPhone iPhone XR

    Apple iPhone iPhone XS iPhone XS Max iPhone iPhone XR
     
    Appleは現地時間11月1日、2018会計年度第4四半期(2018年7月〜9月)の業績を発表しました。iPhoneの販売台数は前年同期とほぼ同じながら、売上高は29%の増加となり、iPhoneの高価格化が業績にプラスとなりました。Apple WatchやAirPodsなどの「その他製品」は、対前年比31%の伸びを記録しています。

    総売上高は20%、日本の売上高は対前年同期比32%の伸び

    Appleが発表した、2018会計年度第4四半期の総売上高は629億ドルで、前年同期と比べて20%増加しています。
     
    総売上高のうち、61%がアメリカ以外の地域でのものでした。日本の売上高は約8%に相当します。
     
    Apple 2018会計年度第4四半期 決算
     
    売上高の対前年比伸び率を地域別にみると、全ての地域で2ケタの伸びを記録していますが、中でも日本が32%と他地域と比べて大きく伸びています
     
    Appleは、2019会計年度第1四半期(2018年10月〜12月)の業績予測を、890億ドル〜930億ドルと発表しています。

    iPhone販売数は前年同期と同等、売上は29%も増加

    iPhoneの販売台数は4,689万台で、前年同期(4,667万台)からほぼ横ばいでしたが、売上高は29%の伸びを記録しました。
     
    Apple 2018会計年度第4四半期 決算
     
    これは、2017年11月に発売されたiPhone X、そして2018年9月に発売されたiPhone XS/XS Maxで単価が上昇したためと考えられます。

    iPadとMacの販売台数は前年同期比マイナス

    iPadの販売台数は970万台で、前年同期と比べると台数で6%減、売上高で15%減とマイナス成長となりました。
     
    これは、2018年3月に発売した低価格のiPad(第6世代)効果で販売台数が伸びたものの、販売単価が低いことの影響とみられます。
     
    先日発表され11月に発売される新型iPad Proがヒットすれば、販売台数、売上高ともに上昇に転じる可能性があります。
     
    Apple iPad Pro
     
    Macシリーズの販売は530万台で、前年同期比で販売台数は2%減、売上高は3%の増加を記録しました。売上高の増加は、7月にリフレッシュされたMacBook Proの効果が考えられます。
     
    11月に発売される新型MacBook Air新型Mac miniが、次期の業績にどこまで貢献できるかにも注目が集まりそうです。
     
    MacBook-Air-family-10302018
     

    Apple Watchなどの「その他製品」が前年同期比31%の伸び

    Apple MusicやApp Storeなどが含まれるサービス部門は、売上が99億8,100万ドルと100億ドル目前に迫り、前年同期比で17%と2ケタ成長となりました。
     
    Apple WatchやAirPodsなどが含まれる「その他製品」部門の売上高は42億3,400万ドルで、前年同期比で31%もの伸びを記録しています。
     
    Apple Watch Series 4
     
     
    Source:Apple
    (hato)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします

    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

    特集

    [PR]オフィシャルサイト

    目次