Appleが10月30日のイベントで「発表しなかった製品」まとめ
Appleは現地時間10月30日のスペシャルイベントで、多くの新製品を発表しました。その一方で、予測されていながら発表されなかった製品もありました。
期待されながら発表されなかった製品たち
現地時間10月30日のスペシャルイベントでAppleは、13.3インチRetinaディスプレイ搭載のMacBook Air、4年ぶりにモデルチェンジしたMac mini、ホームボタンが廃止されたiPad Proなど、多くの新製品を発表しました。
その一方で、発表が予測・期待されていながら発表されなかった製品たちを米メディアMacRumorsがまとめているので、ご紹介します。
iMac
Apple関連情報の正確さで知られるアナリストのミンチー・クオ氏が先日、プロセッサのアップグレードされたiMacの発表を予測していました。
しかし、今回のイベントではiMacの仕様変更などの情報が発表されることはありませんでした。
MacBook(12インチ)
今回のイベントで廉価版MacBookが発売される、との情報が相次いで報じられ、MacBook Airは後継モデルが発表され、12インチのMacBookもアップデートがあるのでは、とも噂されていました。
実際には、MacBook Airは高解像度のRetinaディスプレイやTouch IDを搭載して刷新された一方、MacBookに関する発表はありませんでした。
MacBookは現在もAppleのラップトップの中で最も薄く軽いモデルですが、処理性能と価格のバランスで新型MacBook Airと比べて魅力が薄くなっています。
今後、MacBookとMacBook Airの位置付けがどう整理されるのか、気になるところです。
iPad mini
日本にも多くの愛用者がいて、次世代モデルの登場が待望されているiPad miniについて、ミンチー・クオ氏はプロセッサがアップグレードされる、と予測していました。
しかし、発表時期については「早ければ10月30日、あるいは来年春あたり」と明言を避けていました。
iPad mini(第4世代)はAppleの公式Webサイトに表示され、現役で販売が継続されています。
AirPowerとAirPods
2018年中の発売が予告されていたApple製ワイヤレス充電マットのAirPowerについては、iPhone XSのユーザーガイドに記載があり、近いうちの発表が期待されていましたが、イベントで言及されることはありませんでした。
ミンチー・クオ氏はAirPowerとAirPodsの発売時期を、2018年末から2019年初め頃、と予測していました。
Mac Pro
Macシリーズの最高峰、プロ向けモデルのMac Proについても発表はありませんでした。
2017年4月、Appleは少数のジャーナリストを招いた発表会を行い、Apple役員が次期Mac Proはアップグレードの簡単なモジュラー構造の新デザインになる、と予告しています。
なお、2018年4月にAppleのMacハードウェアの責任者が「Mac Proは2019年の製品になる」とコメントしています。
iPhone XRの純正ケース
iPhone XR用の純正クリアケースについては、Appleの報道発表でも言及されていましたが、現時点でiPhone XRにはApple純正の保護ケースは用意されておらず、今回のイベントでも発表はありませんでした。
近年のiPhoneで、Appleが純正のケースを用意しないのは異例のことです。