Apple、新作iPhoneのeSIMはソフトウェアアップデートで追加予定

現地時間の12日に発表となった新作iPhone3モデルは、デュアルSIM対応となっていることがわかりました。
デュアルSIM対応もSIMスロットは1つだけ
新作iPhoneでデュアルSIMが利用可能になるという噂はかねてから存在していましたが、最終的に中国以外の国ではeSIMでのデュアルSIM対応となりました。
eSIM(イーシム、英:embedded Subscriber Identity Module)とは、埋込み型を意味し、物理的にSIMカードを差し替えることなく、通信業者の選択・変更を行うことができます。
eSIMはすでにiPadやApple Watchで利用可能となっていましたが、iPhoneでは新作モデルで初搭載となります。
eSIMによるiPhone XS/XS Max/RのデュアルSIMは、Apple製品の予測で知られるミンチー・クオ氏の予測通り、DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)対応となっています。
eSIMは販売時には機能が有効化されておらず、iOS12のソフトウェアアップデートでアクティベートできるとされていますが、実際に機能がいつ利用可能となるかはまだ明らかにされていません。
中国のみスロット2つのデュアルSIMに対応
中国でデュアルSIMは、異なるキャリアのプランを同時に使用し、通信料金を抑えるためのツールとして重宝されています。
中国はiPhoneの浸透率が高く、デュアルSIM非対応がユーザーのデバイス購入の妨げになる可能性があったため、中国のみ2つのSIMスロットを搭載したデュアルSIMが搭載される運びとなりました。
ワイヤレス充電も高速化?
iPhone XS、XS Maxのワイヤレス充電は、対応機器と使用した場合、iPhone Xよりも早く充電できるとされていますが、実際にどれだけパワフルになったのかはわかっていません。
Appleはステージ上でワイヤレス充電について何も触れませんでしたが、AirPowerの発売遅延などがその原因とみられています。
Source:AppleInsider
(lexi)