新型iPhone、6.1インチ液晶モデルの発売は遅れる!?著名アナリストが予測

新型iPhoneのうち、低価格の6.1インチ液晶モデルの発売が遅れるなどの予測を、Apple関連情報の正確さで定評のある著名アナリスト、ミンチー・クオ氏が発表しました。新型iPhoneのApple Pencil対応については否定的です。
ミンチー・クオ氏による新型iPhone予測
サプライチェーンに独自の情報網を持ち、数多くの予測を的中させた実績を持つTF Internationalのアナリスト、ミンチー・クオ氏が投資家向けに公開したメモで、新型iPhoneについて詳細な予測を発表しています。
新型iPhoneの発表日についてクオ氏は、「9月9日の週」と述べており、これはCNETの予測や、フランスのラジオ局が最近伝えた「9月12日」説と一致します。
液晶モデルの発売は「少し遅れる」
3モデル発表される新型iPhoneのうち、5.8インチと6.5インチの有機EL(OLED)モデルは9月中に発売されるものの、低価格の6.1インチ液晶モデルの発売は「少し遅れる」とクオ氏は予測しています。
ただし、6.1インチモデルの発売時期について、クオ氏は具体的に言及していません。
2017年は、iPhone8/8 Plus、iPhone Xが9月に同時発表され、iPhone8/8 Plusは9月に発売されたものの、iPhone Xの発売は11月3日にずれ込みました。
3モデルとも「A12」搭載、最大の売れ筋は6.1インチ液晶モデル
6.1インチ液晶モデルは、低価格モデルと位置付けられていますが、上位2モデルと共通の「A12」プロセッサを搭載し、2017年のiPhone XとiPhone8と同様、処理性能に差は設けられない模様です。
6.1インチモデルは、3モデルの中で最大の売れ行きが予測されており、2018年末までのiPhone販売台数のうち、6.1インチモデルが50%から55%を占め、2019年初頭にはその割合は70%に達するだろう、とクオ氏は予測しています。
新型iPhoneのApple Pencil対応には否定的
先日、新型iPhoneのうち、OLEDモデルがApple Pencilに対応するとの予測を台湾の調査会社TrendForce発表したのに続き、台湾メディア経済日報が報じて話題となりました。
しかし、クオ氏は新型iPhoneのApple Pencil対応には「良いユーザー体験を提供できない」と述べ、否定的な見解を示しています。
5.8インチモデルもeSIMは内蔵するが動作しない?
クオ氏は、6.1インチ液晶モデルと6.5インチOLEDモデルには、2枚のSIMカードを使い分け可能なデュアルSIM機が、一部の国向けに用意される、と述べています。
一方の5.8インチOLEDモデルは、eSIMを内蔵するものの動作せず、従来同様のシングルSIM機として販売される、とクオ氏は予測しています。
eSIMは、iPad ProのWi-Fi + Cellularモデルに「Apple SIM」として内蔵され、SIMトレイのSIMカードと使い分けることが可能です。
なお、Bloombergも、事情に詳しい関係者の話として「6.5インチモデルの名称に『Plus』はつかない」など、新型iPhoneに関する詳細な情報を報じています。
Source:AppleInsider, 9to5Mac
(hato)