新型iPhone、大型OLEDモデルの名称は「iPhone X Plus」ではない?

iPhone 2018 (KGI証券) AppleInsider

iPhone 2018 (KGI証券) AppleInsider
 
9月の発表が予測される3モデルの新型iPhoneのうち、6.5インチの大型有機EL(OLED)ディスプレイ搭載モデルの名称は「iPhone X Plus」にならない可能性がある、とBloombergが報じています。

新型iPhoneの製品名、開発途中で何度も変更か

今年の新型iPhoneは、iPhone Xの後継となる5.8インチOLEDモデル、6.5インチの大画面モデル、安価な6.1インチ液晶モデルの3モデルが発売され、いずれもホームボタンがなく顔認証のFace IDを搭載すると予測されています。
 
事情に詳しい情報筋の話として、Bloombergが「新型iPhoneの名称は、開発途中で何度も変更されている」と報じています。
 
iPhoneシリーズの商品名は、2014年の「iPhone6」のように大幅なモデルチェンジが行われる年は番号が変わり、翌年の「iPhone6s」のように外観は変わらず性能が向上する場合は「s」がつけられるという具合に、交互に名付けられてきました。
 
そのため、iPhone Xの後継モデルは「iPhone Xs」として、iPhone Xの性能向上版であることを示す名称にすることは検討されているものの、大画面モデルには「Plus」がつかない可能性がある、と報じられています。
 
新型iPhoneは、低価格の6.1インチ液晶モデルの方が、上級モデルにあたる5.8インチOLEDモデルよりも大きいため、消費者の混乱が懸念されていることも、製品名が二転三転する原因の一つとなっているようです。

6.1インチ液晶モデルに複数の色展開、デュアルSIM版も

N84のコードネームを持つ6.1インチ液晶モデルは本体側面のフレームに、iPhone X後継モデルに使われるステンレスではなく、プレミアム感がありながらも安価なアルミニウムを採用してコスト削減が図られると伝えられています。
 
5月にRosenblatt証券のアナリスト、ジュン・チャン氏が予測したように、同モデルには、複数のカラーバリエーションが追加される、とも語られています。なお、アルミニウム製フレーム部分と本体背面の色が一致しない可能性もあるとのことです。
 
また、6.1インチ液晶モデルと6.5インチOLEDモデルには、2枚のSIMカードを使い分けられるデュアルSIMに対応したバージョンが一部の地域向けに用意される、と関係者は語っています。

新型iPhoneと同時にApple Watch、iPad Pro、AirPodsの新型も発表か

Bloombergの情報源となった関係者は、9月12日と予測される新型iPhoneの発表イベントでは、新型AirPods、新型Apple Watch、新型iPad Pro、ワイヤレス充電マットAirPowerの発売日も発表されるとも語っており、その内容は、先日台湾メディアDigiTimesが報じた情報と部分的に一致しています。
 
「Apple Watch Series 4」と噂される新型Apple Watchは、本体のサイズは同じまま、画面縁のベゼルが細くなって大画面化すると予測されています。
 
新型iPad Proは、11インチ程度と12.9インチの2サイズで、いずれもホームボタンがなくなり顔認証のFace IDを搭載するそうです。
 
また、2015年からアップデートのないiPad miniは、今回も新型モデルは投入されないとのことです。

 
 
Source:Bloomberg
Photo:AppleInsider
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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