iOS12で大きく改善された通知機能まとめ
iPhoneの通知は、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)も「あまりに多くの通知が届きすぎていて、もはや何の意味も持っていない」と述べるほど、まともに機能していないことで知られていましたが、iOS12で大きく改善された模様です。
グループ化された通知
通知センターは、より整頓され、見やすくなっています。通知が連続して列をなすということはなく、送られてくるアプリごとにグループ化されています。
通知を左にスワイプすると、通知を「設定」「削除」「閲覧」するか、再びグループ化するかを選択することができます。
簡易設定も可能に
通知センターで「設定」をタップすると、「静かに通知」、無効化する、詳細設定を行う、のオプションから選ぶことができます。
「静かに通知」を選択すると、通知は直接通知センターに転送され、ユーザーに通知が送られることはありません。すぐに知る必要のないものに便利です。
Siriによる「Do Not Disturb」モードの提案
Siriが予定表に食事や映画の予定があることに気づくと、画面上に通知が一切表示されないようにする「Do Not Disturb」モードをオンにするか提案してくれます。
「Do Not Disturb」モードは、食事や映画などの予定が終わる時間に自動的にオフになるため、ユーザーを煩わせません。
Siriによる通知管理の提案
Siriがあまり見ていない通知があることに気づくと、特定のアプリの通知を「静かに通知」へと変更するか、無効化するかを提案してくれます。
通知分析
「Screen Time」機能の一部として、通知の分析を行えるようになりました。何件の通知を、どのアプリが送っているのかを把握することができます。
通知からアプリの操作が可能に
より便利になった通知により、アプリを開かなくてもInstagramの写真に「いいね」を入れたり、メールを見たりすることができます。
この機能を使用するには、開発者サイドで機能が有効化される必要があります。
ベッドタイムモード
「Do Not Disturb」モードの設定には、ベッドタイムモードも含まれます。ベッドタイムモードになると、電話や通知はすべて直接通知センターに送られます。
朝起きたときにスマホ画面が通知の山で溢れかえっているということはありません。通知センターを見て、ゆっくりとあせらず通知の確認を行うことができます。
緊急アラート
通知の中には緊急を要するものもあるため、「Do Not Disturb」モードがオンになっているときでも通知が伝達される場合があります。例えば、糖尿病患者の血糖値が急激に変わったときなどです。
緊急アラートはヘルスアプリなどのアプリのみが使用可能で、機能を有効化するためにはAppleから特別な許可を得る必要があります。
Source:AppleInsider
(lexi)