Apple、新型MacBook Proのスロットリングを改善する追加アップデートを公開

Appleは24日、新型MacBook ProのCPUスロットリングを改善するため、macOS High Sierra 10.13.6の追加アップデートをリリースしました。
ファームウェアのバグ修正で速度が70%向上
7月12日に突然発表となった新型MacBook Proですが、CPUの性能が冷却不足により発揮されない「CPUスロットリング」の度合いが激しいとして、新製品のレビューで知られるYouTuberのデイブ・リー氏などから非難を浴びていました。
リー氏いわく、2.9GHzのIntel Core i9が搭載された新型MacBook Pro 15インチモデルは、ベースクロックさえも維持できず、負荷がかかるタスクを行う際パフォーマンスに悪影響をもたらす可能性があるとのことでした。
一部のインターネット市民からは、ソフトウェアアップデートで解決できるのではないかとの指摘がありましたが、Appleは公式な声明を発表し、ファームウェアに問題があったことを認めました:
様々な負荷環境下でのパフォーマンステストによって、ファームウェアに欠如しているデジタルキーが、熱管理システムに影響を与え、熱負荷が激しい環境でクロック周波数を下げる可能性があることがわかりました。今日公開されたmac OS High Sierra 10.13.6の追加アップデートにはバグ修正が含まれており、(アップデートが)奨励されます。新しいシステムで、最適化されたパフォーマンス以下の体験を余儀なくされたお客様には謝罪致します。(Apple公式Webサイトに記載されている通り)お客様の新型MacBook Pro 15インチのパフォーマンスは70%速くなり、Touch Bar搭載のMacBook Pro 13インチは2倍の速度になるでしょう。
Source:Ars Technica
Photo:Apple
(lexi)