今秋発売見込みの6.1インチ液晶搭載iPhoneはどんなモデル?噂をまとめてみた

2018年 iPhone AppleInsider KGI

2018年 iPhone AppleInsider KGI
 
今年の秋に発売されるiPhoneは3モデルで、そのうち1モデルは、デザイン自体は現行のiPhone Xをほぼ踏襲するものの、有機EL(OLED)ではなく6.1インチの液晶ディスプレイを搭載すると予測されています。
 
米メディア9to5Macがこの液晶搭載iPhoneについて、これまで報じられてきた情報をまとめていますので、そのほかの情報と合わせてご紹介します。

外寸、デザインそして素材

ロシアの情報サイトWylsa.comが6月初めに公開した設計図によれば、6.1インチ液晶搭載モデルの外寸は150.91 ✕ 75.72 ✕ 8.32ミリです。同サイトによると、6.5インチOLEDを搭載したiPhone X Plusの外寸は157.53 ✕ 77.41 ✕ 7.68ミリなので、縦横はiPhone X Plusよりも若干小さいものの、厚みはある、という感じでしょうか。
 
また全体的なデザインは現行のiPhone Xを踏襲しつつ、ベゼルの幅はやや太くなるともいわれています。
 
なお背面はガラス製でもワイヤレス充電に対応するかどうかは不明、さらにフレームはiPhone Xのようなステンレススチールではなく、iPhone8/8 Plusと同じアルミニウム製になるという情報もあります。

ディスプレイ

今秋発売見込みのiPhoneのうち、6.1インチモデルとほかの2モデルの最大の違いはディスプレイです。6.1インチモデルだけは、OLEDではなくTFT液晶ディスプレイを搭載するといわれています。これは現行のiPhone8/8 Plusと同じです。
 
なお解像度については、Apple関連情報の正確さで定評のあるTF International証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏がKGI証券在籍時に、6.1インチ液晶iPhoneは「320〜330 PPIになる」と予想しています。これは現行のiPhone8 Plusの401 PPI(ピクセル/インチ)よりは低いですが、iPhone8(326 PPI)とほぼ同じということになります。
 
また6.1インチ液晶iPhoneは、3D Touchを搭載しないともいわれています。

プロセッサとRAM

AppleサプライヤーのTSMCはこのほど、今年発売のiPhone向けに、7ナノメートルプロセスによるプロセッサの量産に着手したと報じられました。これが現行のA11の後継となる「A12」です。
 
7ナノメートルプロセスで製造されるA12は、10ナノメートルプロセスによるA11 Bionicよりも小型で処理速度が早く、省電力になると見込まれています。
 
RAMについては、6.1インチ液晶iPhoneは現行のiPhone8 Plusと同じ、3GBを搭載すると予想されています。一方、次期iPhone XとiPhone X Plusは4GBというのが、現在の予想の主流です。

カメラ

iPhone X Plusは背面にトリプルカメラを搭載するという噂がある一方、液晶搭載モデルはコスト削減のため、シングルカメラ搭載となる見通しです。したがってカメラは現行のiPhone8と同じ1,200万画素、レンズはひとつということでしょう。

価格そしてデュアルSIM

6.1インチ液晶搭載iPhoneの価格は、OLEDモデルと比べて200ドルほど安い、600〜700ドル(約6万6,500〜7万7,600円)になるといわれています。
 
ただし液晶モデルについては、デュアルSIMのモデルも準備されるとの予測もあり、前述のクオ氏はその場合、デュアルSIMモデルは700〜800ドル(約7万7,600〜8万8,700円)、シングルSIMモデルは550〜650ドル(約6万〜7万2,000円)になると推測しています。

 
 
Source:9to5Mac
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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