Facebook、スマートスピーカーの発売を10月に延期 個人情報流出問題が影響

Facebookが、スマートスピーカーの発売時期を当初予定していた5月から7月にずらしていましたが、さらに10月に延期したようだ、とサプライヤー関連の動向に詳しい台湾メディアDigiTimesが報じています。
Facebookのプライバシー流出問題が発売時期に影響
Facebookは、当初5月に同社初のスマートスピーカーを発売する計画でしたが、これを7月に延期したようだ、と2月に報じられていました。
DigiTimesは、スマートスピーカーの発売は10月に延期されるものの、量産開始時期は計画どおりの6月で、サプライヤーへの発注量が当初計画から20%削減されている、と報じています。
Facebookのプライバシー流出問題が発売時期に影響
発売延期についてDigiTimesは、Facebookの大規模なプライバシー流出問題に関連して、同社最高経営責任者(CEO)のマーク・ザッカーバーグ氏が連邦議会の公聴会への出席を求められたことが影響している、と報じています。
15インチの大画面で他社と差別化
Facebookのスマートスピーカーは、「Aloha」と「Fiona」が用意され、LG Display製の15インチ高画質ディスプレイを搭載し他社製品と差別化する計画と伝えられています。
上位モデルとなる「Aloha」には、顔認証によるFacebookへのログイン機能も搭載される模様です。
「Aloha」と「Fiona」の製造は、Appleの主要サプライヤーでもあるPegatronが単独で担当します。
AppleのHomePodは低価格版を投入か
一方、AppleはHomePodのアメリカ系サプライヤーInventecへの発注を月間50万台から月間20万台へと減らした、と報じられています。
ただし、HomePodの組み立ては、Inventecに加えてApple最大のサプライヤーであるFoxconnも担当していることから、HomePodの生産台数全体への影響は不明です。
しかし、HomePodの349ドル(約38,000円)という、先行するAmazon EchoやGoogle Homeシリーズよりも高めの価格が原因で、HomePodの販売が伸び悩んでいるとも指摘されているのも事実です。
Apple関連の正確な情報で知られるKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は、Appleが低価格版HomePodの投入を検討しているとの予測を発表しています。
Source:DigiTimes
Photo:Amazon
(hato)