HomePodは予測を下回る販売数 低価格モデルで挽回を検討か

Apple HomePod

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Appleが2月にアメリカ、イギリス、オーストラリアで販売を開始したHomePodは、どうやら当初の想定通りの販売数には達していないようです。Appleはこの状況を挽回するため、HomePodの低価格モデルの販売を検討しているとアナリストが予測しています。

音質だけでは勝負できない

Apple製品に関する分析、予測に定評のあるKGI証券のミンチー・クオ氏がHomePod販売の現状についての見解を発表し、販売数は当初の想定よりも大幅に低くなると予想しています。この販売低迷の原因は主に価格であり、HomePodの特徴である音質だけでは他社のスマートスピーカーとの競争に勝てないと分析しています。

 

HomePod 音質

 

HomePodは他社のスマートスピーカーよりも音質は優れているとの評価が多いものの、Siriで出来ることは少なく、便利なスマートスピーカーとは捉えられていません。そのHomePodの価格が349ドル(約37,000円)に設定されれば、多くの人が購入をためらうのも理解できます。そこでAppleは購入のハードルを下げるため、HomePodに低価格モデルを用意することを検討しているようです。

低価格モデルの噂は多数

HomePodの発売直後から、それほど遠くない将来、HomePodに低価格モデルが登場するという噂は多数ありました。そして今回、著名なアナリストによる予測も追加され、AppleはHomePodの価格に関して何らかの検討をしている可能性が高まっています。低価格モデルの価格は150ドルから200ドルとも噂されており、これなら比較的多くの人が購入へと向かう可能性が出てきます。

 

HomePod

 

また今年後半に予定されているアップデートでHomePodにはステレオ機能マルチルーム機能が追加されます。これらは複数台のHomePodを使ってより便利に、そしてより高音質を楽しめる機能であり、低価格なHomePodが登場すれば手軽に新機能を楽しむことが可能になります。そのためHomePodの低価格化に期待する人は多いと考えられます。
 
 
Source:MacRumors
(KAZ)

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