HomePod売上低迷でAppleが発注数を削減?対象は一部のみの可能性も

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    スマートスピーカーHomePodの売れ行きが芳しくないため、Appleはサプライヤーへの発注数を大幅に引き下げたと報じられています。しかし発注が減ったのは一部のみとの推測も出ています。

    出荷台数予想を下方修正か

    China Timesが台湾のサプライヤーから得た情報によると、AppleはHomePodの第2四半期(4−6月)の出荷台数予想を、2018年第1四半期(1−3月)の50万台から20万台へと大幅に下方修正したとのことです。それに伴い、2018年通年での出荷台数予想の数字も引き下げた模様です。
     
    これは先日のBloombergの報道とも一致しています。

    受注が減ったのはInventecのみの可能性も

    ただし米メディアMacRumorsは、今回のChina Timesの報道で受注が減ったと記されているのは、Inventecとその他小規模のサプライヤーであり、Inventecに並んでHomePod組み立てを行っているとされるFoxconnの名前はないことから、単にInventecへの発注台数が減っただけという可能性もある、と指摘しています。
     
    Bloombergの報道でも、名前が挙げられていたのはInventecのみでした。

    フランスとドイツでも近く発売

    HomePodはアメリカ、イギリス、オーストラリアでしか販売されておらず、現時点で先行きを占うのは時期尚早とも言えます。Appleはこの春、フランスとドイツでも発売することを明らかにしています。
     
    Appleは四半期決算の発表において、HomePodを「その他」カテゴリーに含めているため、正確な出荷台数は公開されません。しかし現地時間5月1日に行われる業績報告で、売れ行きを示唆する何らかのヒントは提示されると思われます。
     
     
    Source:China Times via MacRumors
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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