Apple、開発者向けにiOS11.3ベータ2を公開

iOS11.3 アニ文字

iOS11.3 アニ文字
 
Appleは現地時間2月6日、開発者向けにiOS11.3ベータ2をリリースしました。最初のベータ版から2週間での公開となります。

iOS11.3では多くの機能がアップデート

この春正式版が公開予定のiOS11.3では、多くの機能がアップデートされる見通しで、Appleが自らプレビューを公開しています。
 
それによれば、ArKitが「ARKit 1.5」となり、デベロッパがこれまで以上に現実世界と一体化したAR体験を実現するアプリを開発可能となるほか、ライオン、熊、ドラゴン、頭蓋骨の4種類の新しいアニ文字が追加され、iPhone Xユーザーは合計16種類のアニ文字が利用可能となります。
 
iOS11.3では、ユーザーがメッセージアプリ経由で企業や商店と直接やり取りできる「Business Chat」が、まず特定企業の協力のもとベータ版として提供されます。

バッテリー診断機能も追加

Appleは、予期せぬシャットダウンを防ぐために、古いバッテリーを搭載したiPhoneの動作速度をiOSであえて落としていた件で、現在も米政府などからの捜査を受けていますが、iOS11.3ではバッテリーの健康状態が診断できるだけでなく、シャットダウンを回避する電源管理機能がオンになっているかどうかを確認可能となります。この機能はユーザーがオフにすることも可能です。
 
また新機能「Health Records」では、ヘルスケアアプリをひとつにまとめて、ユーザーが自分の医療データを複数の提供元から集めて簡単にチェックできるようになります。

ニュースやApple Musicの動画が充実

そのほか、Apple Musicへのミュージックビデオの追加、Apple Newsでの動画視聴機能の充実、HomeKitソフトウェア認証のアップデート、各国の警察や消防、救急などが、110番や119番などの緊急電話をかけている利用者の位置を正確に把握できる「Advanced Mobile Location(AML)」への対応などのアップデートを行うと、Appleが伝えています。
 
さらに細かい点では、App Storeのレビューの並び替え機能計算機アプリで加減乗除キーのアニメが復活といった変更が報告されているほか、ベータ1ではiCloudメッセージの再登場や、Apple IDを使ったシングルサインオン導入のヒントが確認されたことが報じられています。

 
 
Source:MacRumors,Apple
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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