iMac ProはA10 Fusionチップ搭載、「Hey, Siri」に対応
12月発売見込みのiMac Proが、A10 Fusionチップを搭載する可能性が指摘されています。実現すれば、Macとしては初めてAシリーズチップを搭載することになります。
BridgeOSから判明
開発者のスティーブ・トラウトン−スミス氏とジョナサン・レヴィン氏が、「BridgeOS 2.0」から得た情報から、iMac ProはA10 Fusionチップを搭載していることがわかった、とツイートしています。
Under the Bridge(OS) – a super quick tour for those wanting to get reversing – https://t.co/T1dlOUvKvo
— Jonathan Levin (@Morpheus______) 2017年11月18日
This looks like the iMac Pro's coprocessor (Bridge2,1) will be an A10 Fusion chip with 512MB RAM ? So first Mac with an A-series chip
— Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith) 2017年11月18日
Appleは6月の世界開発者会議(WWDC 17)で、ワークステーション級の性能を持つiMac Proを発表、出荷開始は12月であることを明らかにしました。
MacBook Proの一部モデルが搭載するTouch Bar/Touch IDは、「T1」というカスタムチップを内蔵していますが、このチップを制御しているのがwatchOSを基盤とするBridgeOSです。
この情報が正しければ、iMac ProはMacとしては初の、Aシリーズチップ搭載モデルとなります。
「Hey, Siri」が常時使用可能に
Confirmed: "Hey, Siri" is coming to the Mac pic.twitter.com/Dw9bRAzbxD
— Guilherme Rambo (@_inside) 2017年11月18日
またA10 Fusionチップを搭載するiMac Proは、音声でSiriを起動する「Hery, Siri」が常時使用可能になることを、開発者のギルヘルム・ランボー氏が確認しています。
Macでも、2016年9月公開のmacOS SierraからSiriが利用可能となっていますが、「Hey, Siri」機能は使えません。トラウトン−スミス氏は、iMac Proが完全にオフになっている状態でも、「Hey, Siri」が使えるようだ、と指摘しています。
10月末にお披露目
AppleがMacにもAシリーズチップの搭載を検討しているという噂は、以前から浮上していました。
また先述した、MacBook ProのTouch Bar/Touch IDが搭載するT1チップは、AppleがARMアーキテクチャで設計したものです。
iMac Proは10月末、Appleのクパチーノキャンパスで開かれた「FCPX Creative Summit 2017」において披露され、話題となりました。
Source:9to5Mac
(lunatic)