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Appleがイメージセンサーを開発する新興企業、InVisage Technologiesを買収しました。TechCrunchを含む複数メディアが報じたほか、Appleも買収の事実を認めています。
InVisageは量子ドットを用いたイメージセンサー技術「QuantumFilm」で知られています。同社は2006年の設立以来、シリコンに代わる感光性材料の開発に取り組んでおり、2015年にはシリコンに代わり量子ドット材料を使用して光検出を行うイメージセンサーを発表しました。
量子ドットを用いたイメージセンサーは、シリコンCMOSイメージセンサーに比べ近赤外光に対する感度が高いため、可視光で撮影するカメラのイメージセンサーとして優れているといわれています。
InVisageによれば、QuantumFilmによるイメージセンサーは、シリコンイメージセンサーよりも高い光の吸収率を持ちながら、薄型化が実現できるとのことです。
AppleがInVisageの技術をどのような形で採用するかはわかりませんが、iPhone XのFace ID、そして今後力を入れると明言している拡張現実(AR)分野などで、優れたイメージセンサー技術が役立つのは間違いないでしょう。
Source:TechCrunch
Photo:InVisage
(lunatic)
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