iPhone Xを早速分解!バッテリー容量は2,716mAh

    iFixit iPhone X バッテリー

    iFixit iPhone X
     
    さまざまな電子製品の分解レポートで知られるiFixitが、発売されたばかりのiPhone Xを早速分解し、報告書を公開しています。

    L字型に搭載された2基のバッテリー

    iPhone Xを開いて最初に目に留まるのがバッテリーです。台湾の修理店が内部写真を公開していたとおり、2基のバッテリーをL字型に搭載しています。バッテリーを2基搭載するのはiPhone初となります。
     
    バッテリー容量は10.35Wh(2,716mAh)で、iPhone8 Plusの10.28Wh(2,691mAh)を上回っています。
     
    iFixit iPhone X バッテリー

    2層構造のロジックボード

    iFixitが「Apple Watchもここまで密ではない」と評している緻密なロジックボードは、こちらもiPhone初の2層構造です。2枚を重ねた構造のため、面積はiPhone8 Plusのロジックボードの約70%とコンパクトながら、2枚を外して並べると総面積は135%になるとのことです。
     
    つまり2層構造とすることで、より小さなスペースに多くの部品を搭載することに成功しています。そのため「ボードレベルでの修理は非常に困難(場合によってはほぼ不可能)」になっています。
     
    iFixit iPhone X ボード
     
    iFixit iPhone X ボード

    TrueDepthカメラシステム

    そしてこれまでのiPhoneと一線を画しているのが、iPhone XのFace IDを実現するTrueDepthカメラシステムです。顔に赤外線を照射するフラッドイルミネータ、フロントカメラ、ドットプロジェクタ、IRカメラが並んでいます。
     
    iFixit iPhone X TrueDepth
     
    iFixitは分解レポートの最後で、必ず修理しやすさのスコアを記していますが、iPhone Xについては10点中6点(10点がもっとも修理しやすい)と評価しています。ディスプレイが割れた場合、Face ID部品を外さなくても交換可能という点も、高スコアに貢献したようです。
     
     
    Source:iFixit
    (lunatc)

     
     

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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