Apple、英国営放送のクリエイティブ担当役員を獲得！配信番組は性と暴力を禁止

 
Appleが、イギリス国営放送Channel 4のクリエィティブ担当役員を引き抜いた、と報じられています。Apple Musicの独自コンテンツ充実のために活躍が期待されています。また、Appleが配信する番組は、暴力や性的表現のないものに限定される模様です。

イギリス国営放送のクリエィティブ担当役員を引き抜き

Appleがイギリスの国営放送、Channel 4のクリエィティブ担当役員（CCO）で、数々のヒット作を送り出した実績を持つジェイ・ハント氏を引き抜いた、とFinancial Timesが報じています。
 
ハント氏は、Apple Musicの独自映像コンテンツ拡充のために用意された10億ドル（約1,130億円）の予算を采配するチームに加わることとなります。
 
最近のAppleは、Sony Picturesのテレビ部門担当役員や、Amazonビデオのコンテンツビジネス責任者を次々と引き抜いていますが、アメリカ国外からの人材を引き抜くのはこの分野では初めてのことです。

Apple Musicで配信する作品は暴力と性的表現を禁止

また、AppleはApple Musicで配信する番組の内容について、独自制作の場合も他社制作の作品を購入する場合も、暴力や性的表現の含まれないものに限定する方針だ、とBloombergが報じています。
 
Appleは、映像配信ビジネスで大きくリードしているNetflixやHBOとはコンテンツの性質も異なる、家族で安心して楽しめる作品に絞る方針のようです
 

 
映画ビジネスでは、ダイナミックな暴力的シーンやお色気シーンは、商業的ヒットを生むために必要、と言われることもありますが、AppleとしてはApp Storeの審査基準のように、内容の健全性を重視する姿勢を貫くということでしょう。

 
Appleは最近、スティーブン・スピルバーグ監督の人気SFドラマ「世にも不思議なアメージング・ストーリー」のリメイク権を獲得しています。

 
 
Source:9to5Mac
(hato)