Apple、Amazonビデオのコンテンツビジネス責任者を引き抜き
Appleが、Amazonのビデオ部門の国際的コンテンツ購入責任者を引き抜いた、と映像ビジネスに詳しい米メディアVarietyなどが報じています。Apple Musicの映像作品充実に向けた役割が期待されている模様です。
Amazonビデオの国際コンテンツ購入の責任者
Apple入社が伝えられているモーガン・ワンデル氏は、2013年に入社したAmazonのビデオ制作部門Amazon Studioで、国際的なコンテンツ購入業務の責任者をつとめていました。
ワンデル氏は、AppleがSony Picturesのテレビ部門から引き抜いた2人の指揮下で、ロサンゼルス近郊のAppleのオフィスで10月末から勤務を開始する予定と伝えられています。
独自映像コンテンツ充実が課題のApple Music
Appleは、Apple Music会員限定コンテンツとして独自制作の番組「Planet of the Apps」やテレビ番組の人気コーナーを買い取った「Carpool Karaoke」を配信していますが、期待されていたほどの成果は得られていません。
Apple Musicの独自映像コンテンツ充実に力を注ぐAppleとしては、ワンデル氏の映像コンテンツ分野での国際的ビジネス経験と人脈に頼りたい意図があると考えられます。
最近はスピルバーグ監督作品のリメイク権を獲得
AmazonやNetflixに勝負を挑みたいAppleは、独自コンテンツ充実のために10億ドル(約1,130億円)の予算を確保していると報じられています。
先日Appleは、数々のヒット作で知られるスティーブン・スピルバーグ監督のSFドラマシリーズ「世にも不思議なアメージング・ストーリー」のリメイク権を5,000万ドル(約56億円)で獲得したと伝えられています。
Source:Variety
Photo:Linkedin
(hato)