Apple Pay、利用可能地域での非接触モバイル決済に占める割合が90%に

Appleの決済システムであるApple Payが、現在世界20カ国、約4,000の金融機関が発行するカードに対応、これらカードによる決済の70%以上を占めていることがわかりました。
世界25の国と地域で利用可能に
Apple Pay部門の副社長(VP)を務めるジェニファー・ベイリー氏は、10月22日〜25日の日程で米ラスベガスで開催中の「Money 20/20」会議において、3年前にスタートしたApple Payの現状や、新たに導入される国や、利用可能となる店舗などについて発表しました。
ベイリーVPによれば、近日中にデンマーク、フィンランド、スウェーデン、アラブ首長国連邦(UAE)でApple Payのサービスが開始され、これで利用可能な国々は20カ国(地域を合わせると25の国と地域)となります。
またApple Payが利用可能な地域における、非接触モバイル決済に占めるApple Payの利用率は90%にものぼる模様です。
Jennifer Bailey – ApplePay is 3 years old, and it is now in 20 countries covering 70% of card payments with 4,000 issuers #money2020 pic.twitter.com/TbkZG9Uyns
— Jason Korosec (@thepaymentsguy) October 23, 2017
アメリカの店の約半数でApple Payが利用できる
Appleによると、Apple Payの浸透率はカナダや欧州の一部の国々よりも、むしろアメリカのほうが低いものの、現在では全小売店の50%以上、売り上げ上位100社の67社が、Apple Payに対応しています。
ベイリーVPは、大手スーパーマーケットチェーン店のAlbertsons(傘下のSafeway含む)の国内2,300店舗、スポーツ用品店Dick’sの675店舗でApple Payが利用可能となったほか、高級デパートのSaks Fifth Avenueも対応することを発表しました。
最近ではニューヨークの地下鉄およびバスでも、Apple Payが利用可能になることが発表されています。
またAppleは近く個人間送金サービスApple Pay Cashを、アメリカでスタートする予定です。
Source:iMore
(lunatic)