Apple、社内でiOS11.1でのApple Pay Cash実験を開始

    Apple Pay Cash

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    米Appleの従業員がiOS11.1で、個人間送金機能Apple Pay Cashの試験的利用を開始しました。実験は先週からごく一部の従業員間で始まり、現地時間10月3日からさらに人数を増やした模様です。

    社員間でのApple Pay Cash利用実験

    米メディアMacRumorsのフォーラムメンバーであるチャック・サース氏がApple従業員から得た情報によると、実験はiOS11.1が搭載された社内専用デバイスで行なわれています。従業員テスターは、iOS11.1と社内だけで使うプロファイルのベータ版をダウンロードし、自分のApple IDを用いてApple Pay Cash機能を利用しているとのことです。
     
    サース氏は、Apple Pay Cashの設定時と、送金を試みた際のスクリーンショットを入手、MacRumorsに提供しています。2つめのスクリーンショットは、受け取り側がApple Pay Cashに対応していなかった場合に表示される画面のようです。Appleは社員間でApple Pay Cashをテストするよう、推奨している模様です。
     
    Apple Pay Cash

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    Apple Pay Cashは「この秋登場」

    Apple Pay Cashはメッセージアプリ経由で利用します。送金する場合は登録した銀行のデビットカードまたはクレジットカードからお金が引き落とされ、相手から受け取ったお金はWallet内のApple Pay Cashカードに保管されます。送金にデビットカードを使う場合は無料ですが、クレジットカードを使う場合は3%の手数料がかかります。
     
    Apple Pay Cashカードに貯まったお金はApple Payでの支払い、または個人間送金に使えるほか、自分の銀行口座に移すこともできます。
     
    Apple Pay CashはiOS11で利用可能になることが6月のWWDC 17で発表されましたが、現時点ではまだ利用することはできず、Appleは「この秋登場」と案内しています。また当面はアメリカのみでの展開となります。
     
    なお実験に使われているiOS11.1は、現在ベータ1が開発者と一般テスター向けに公開されています。
     
     
    Source:MacRumors
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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