iPhone Xのノッチは2019年まで存続?怪しげな内部文書が登場
ベゼルレスデザインを採用した端末は少なくありませんが、それらとiPhone Xとの決定的な違いと言えば、「切り欠き(ノッチ)」部分でしょう。ディスプレイの上部にせり出すようにして、インカメラや顔認証を可能にするセンサーなどの集合体が「TrueDepthカメラ」として搭載されています。この独特な切り欠きデザインについて、2019年までは続くのではないか、とする観測が浮上しました。
2019年までは同じデザインが続くかも
切り欠きデザインが2019年まで続くのでは、という観測のきっかけは、Apple社内から流出したとされる資料の画像です。画像では、2017年までは液晶ディスプレイ(LCD)モデルとiPhone Xの両モデルが採用される一方、2018〜2019年は「Wider Display with notch design(広域ディスプレイとノッチデザイン)」モデルのみとなることが確認できます。
この文書の信憑性は不明ですが、スマートフォンの購入サイクルが従来の2年から3年へと伸びていることや、2014年のiPhone6から2016年のiPhone7(正確には2017年のiPhone8も)まで3年間、同一デザインのモデルが登場したことなどを思うと、iPhone Xから採用された切り欠きデザインが最低3年間は続く可能性は低くなさそうです。
折りたたみ可能なiPhoneが2020年に登場?
また、この画像で興味深いのは、2020年以降の計画についても触れられていることでしょう。
流出したとされる画像では、2020年にようやくノッチが消滅し完全な全面ディスプレイになることとともに、折りたたみ可能な9.7インチの次世代iPhoneが登場することについても触れられています。この情報は、先日浮上したAppleがLGと協力して折りたたみ可能なディスプレイを搭載したiPhoneの開発に取り組んでおり、ディスプレイ製造開始は2020年を見込むとの噂とも一致します。
折りたたみ可能なスマートフォンは、すでにSamsungが何年も前から開発を手がけていることが知られており、2018年初頭の登場が予定されています。
まだ市場がiPhone Xを受け入れるかどうかも分からないのに、Appleがここまで具体的な青写真を描いているとは考えにくい、と思うかも知れません。しかし、「iPhone Xは5年前から開発を進めていた」と、Appleのジョナサン・アイブ最高デザイン責任者(CDO)は述べています。
Source:微信公眾號:手機公社 via 中時電子報
(kihachi)