Appleの悲願、インドのApple Store開店が許可へ!政府高官語る
Appleが、インド国内への直営店出店の許可を獲得できそうです。インド政府の方針に沿ってインド国内でのiPhone製造を開始したほか、開発拠点などを設置してアピールを続けたAppleの努力が実りそうです。
有望市場インドにApple Store開店へ
現地時間10月5日、インドの商工省産業政策促進局のトップが、 Appleの直営店出店許可を検討中であると語った、とReutersが報じています。
インド政府は最近、中国のスマートフォンメーカーOPPOに直営店開設を許可しており、 Appleに対しても許可を与える可能性が高まったと言えます。
外国企業の直営店開設に厳しいインド政府
スマートフォン市場が成熟し、販売が伸び悩む中、今後の成長が見込めるインド市場には各社が期待の視線を寄せています。
しかし、国内産業の振興に力を入れるインド政府は、外国企業による直営店設置許可の条件として、製品の30%以上が同国内で製造されていることを課しています。
6月にはインド製iPhone SEを発売
Appleは、5月にiPhone SEの製造を開始しています。6月には、インド製のiPhoneが発売されました。
Appleは、iPhoneに使う部品を製造するサプライヤー各社のインド進出を促すことで関税を回避しインド国内の雇用を拡大する案を提示し、税金の軽減を求めていたとみられます。
このほか、 Appleはインド国内にアプリ開発者支援施設や、地図の研究開発拠点を設置、インドに積極的に拠点の設置を進めています。
2020年、インドに世界最大級のApple Store開店か
Appleは首都ニューデリーと、iPhoneの生産を行なっているインド南西部のベンガルールに、2020年頃に開店する計画を進めていると報じられています。
計画されているインドのApple Storeは、床面積10,000から15,000平方フィート(約281坪から約421坪)で、他の旗艦店級Apple Storeの約2倍にあたる広さを誇り、世界最大規模の店舗になると言われています。
Source:Reuters
(hato)