iPhone8やiPhone Xの高速充電、サードパーティー製充電器も利用可能

Anker PowerPort+

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iPhone8/8 PlusとiPhone Xで対応した高速充電は、USB Power Delivery (USB-PD)規格に適合するサードパーティ製の充電器にも対応することをAppleがサポート情報として公開しました。

高速充電、Apple純正アダプタが割高なのが難点

iPhone8/8 PlusとiPhone XでAppleが採用した高速充電は、約30分でバッテリー容量の50%を充電可能とうたわれ、実験結果でも従来の2倍以上のスピードでの充電が確認されています
 
しかし、標準付属の充電器は高速充電には対応しておらず、Appleは高速充電の環境として、MacBookシリーズ用のUSB-C電源アダプタと、USB-C – Lightningケーブルを挙げていました。もし、両方を購入すれば8,000円の出費となってしまいます。
 
iPhone8 Plus 高速充電

 
しかし、Appleは、最近更新したサポートページにおいて、高速充電に対応する充電器の情報として、Apple純正のUSB-C電源アダプタ以外に、USB Power Delivery (USB-PD)規格に適合したサードパーティ製の充電器を挙げています
 
Apple 高速充電

数は多くないがサードパーティ製も購入可能

現在、USB Power Delivery (USB-PD)規格に適合した充電器は、Amazonで「USB-PD 充電器」などのキーワードで検索すると、AnkerやAUKEY、RAVPowerといった人気ブランドを含む製品がヒットし、いずれもApple純正品より手頃な価格で手に入ります。
 
Apple 高速充電
 
現時点では数もあまり多くなく、価格もやや高めですが、今後、iPhone8/8 PlusやiPhone Xを始め、USB-PD方式を採用するスマートフォンのユーザーが世界中で増えるにつれて、サードパーティ製の高速充電用アクセサリも増えてくることが期待できそうです。

ケーブルはApple純正品が無難か

なお、米メディアMacRumorsによると、現時点でUSB-C−LightningケーブルでAppleによるMFi認証を取得した製品は販売されていないそうです。
 
筆者も日本のAmazonで検索してみましたが、見つけることができませんでした。ケーブルはAppleの純正品(長さ1mで税別2,800円)を選ぶのが無難な選択となりそうです。

 
 
Source:Apple, MacRumors
Photo:Amazon (1), (2)
(hato)

 
 

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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