iPhone Xの供給不足は来年まで継続、ゴールドは追加される?

    iPhone X 公式画像

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    iPhone Xの予約開始は10月27日、発売は11月3日と発表されましたが、需要と供給のバランスが安定するのには来年までかかりそうです。

    クリスマスにiPhone Xを入手するのは難しい

    Apple情報の正確さで知られるKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏が現地時間9月15日に投資家向けに配布したメモによれば、iPhone Xの需要に供給が追いつくのは、早くても来年前半になる模様です。
     

    フルスクリーン設計と顔認識機能が、iPhone Xの買い替え需要を牽引するだろう。しかし供給上の制約により、2018年前半に市場の需要が完全に満たされることはないと思われる。
     
    2017年度のiPhone X出荷台数予測を当初の4,500万〜5,000万台から4,000万台へと引き下げるが、2018年度のiPhone X出荷台数予測については8,000万〜9,000万台へと引き上げる。

     
    つまりこの年末のクリスマス商戦では、iPhone Xは非常に手に入りにくいということです。
     
    iPhone Xの予約開始がiPhone8/8 Plusより6週間遅れる理由についてクオ氏は、iPhone Xの供給の問題だけでなく、同時発売することでiPhone XがiPhone8/8 Plusの売上を奪ってしまうことを、Appleが懸念しているためだろうと分析しています。

    iPhone Xに「ゴールド」は追加されるのか

    クオ氏はiPhone Xが発表される直前、「ゴールド」の製造に問題が生じており、ほかのカラーモデルよりもあとから発売される可能性がある、と予測していました。
     
    結局iPhone Xはシルバーとスペースグレイの2色展開となり、ゴールドは発表されませんでした。クオ氏は今回のメモにおいて、ゴールドがなかったのはやはり製造に問題があったからだろうと述べています。しかし今後iPhone8/8 Plusと同じように、iPhone Xにもゴールドが追加されるかどうかには触れませんでした。
     
     
    Source:MacRumors
    (lunatic)
     
     

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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