中国、国家安全脅かすとして「ポケモンGO」含むARゲーム禁止か

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Pokémon GO
 
2016年に世界中で一大ブームを巻き起こしたスマートフォンゲーム「ポケモンGO」ですが、人気が一段落した現在でも中国本土ではリリースされていません。
 
それどころか、ポケモンGOを含むすべての拡張現実(AR)ゲームが、中国本土ではプレイできない可能性が浮上しています。

「セキュリティリスクの検証必要」

Reutersによると、中国の監督機関はポケモンGOの潜在的なセキュリティリスクが検証されるまでは、公開を許可することはできないと述べた模様です。
 
御存知のとおりポケモンGOでは、プレイヤーは実際にあちこちを歩き回り、スマホで「ポケモン」を捕まえます。
 
そのため、ポケモンGOにはユーザーが歩くことを促すといった健康面での利点がある一方で、殺人事件、強盗事件、車を運転しながらプレイしたことによる死亡事故、といった深刻な問題も多数報告されています。

イランは国内での使用を全面禁止

監督機関は今後、他の政府機関やメディアと協力し、「地理的な情報や輸送、消費者の安全」が脅かされないかどうかの検証を行なうとしています。中国企業が開発しているARや位置情報を使った同様のゲームも検証の対象となる模様です。
 
国家レベルでポケモンGOを禁止するのは中国が初めてではありません。イランはポケモンGOブームの真っ只中に、国家安全保障上の懸念があるとして、国内でのアプリの使用を全面的に禁止しています。
 
ポケモンGOはGoogleマップなどのGoogleのサービスを利用していますが、これらは中国では使うことができません。
 
 
Source:Reuters
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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