Xiaomi、CESに「まったく新しい製品」で参加表明~グローバル展開への足がかりか

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中国ベンダーのXiaomiが、毎年ラスベガスで開かれるコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(Consumer Electronics Show:CES)に2017年、初参加する方針を固めていることが明らかとなりました。アメリカを始めとするグローバル市場への本格参入を視野に入れた動きだとみられています。

Xiaomiの「まったく新しい製品」とは

CES2017へのXiaomiの参加は、同社の公式Twitterでの発表から判明したもので、「まったく新しい製品」をグローバル向けに同イベントで披露するとされています。一体、この製品がどんなものであるのかについては不明ですが、VRヘッドセットかタブレット、スマートウォッチではないか、とニュースサイト9to5Googleはみています。
 

アメリカ市場への本格参入が狙いか

また、今回の発表を皮切りとしてアメリカの本格的な市場開拓に取り掛かるのでは、との見方が一般的です。
 
実際、Xiaomiの副社長であるヒューゴ・バッラ氏が以前、「具体的な時期は決まっていないものの、アメリカでも近いうちにスマートフォンを販売するつもりだ」とし、 コストパフォーマンスの高い同社の製品は先進国でも受け入れられるはずだ、と語っています。
 
具体的には、最近発表された、ほぼベゼルレスのMi MIX、6GBのメモリや2,250万画素のカメラを搭載したMi Note 2などの展開が予想されています。

前門の虎、後門の狼

もっともXiaomiのグローバル市場デビューは、急激にシェアを落としている中国からの依存脱却という文脈で捉える必要があります。2015年の第1四半期にはAppleを抜き、中国でシェア1位を飾った同社でしたが、近年はOPPOやVivo、Huaweiの台頭によって急速に存在感を薄めていました。
 
しかし、すでにアメリカにはOnePlusやHuawei、最近ではLeEcoなどの「先客」が次々と上陸済の状況です。ましてAppleとSamsungがシェア上位を独占している先進国で、一体Xiaomiがどのような戦略を採るのかに注目が集まります。
 
CES2017は、来年の1月5日から8日にかけて開催されます。
 
 
Source:9to5Google,Yahoo!Tech
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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